武蔵丘でワンマン対応工事を実施していた9108Fが
2020年7月28日に武蔵丘車両検修場を出場し、
小手指車両基地まで回送されました。
9108Fは2019年10月に横瀬で4連化されており
以来、武蔵丘での留置が続き、その動向が注目されているところでした。
ワンマン9108F4連、武蔵丘出場 2020/7/28
それぞれの車両番号に変更は無く、
4連化されたままの
飯能 ←9108-9208-9908-9008 →指
といった組成で出場しています。
細かい差異は多岐に渡るのでしょうが
外観で目に付いた点を3つ紹介します。
表記類
側面の表記については
社紋と「クハ」や「モハ」の表示が撤去され
4両全ての車で車両番号のみが表記されています。
パンタグラフ
9208号車のパンタグラフは
従来下り方にのみ1基でしたが
今回のワンマン化改造に合わせて上り方に1基増設しています。
種別表示
前面・側面共に埋められているよう見受けられました。
4両のワンマン線区(多摩湖線等)では
優等運転は無いので必要が無いということなのでしょう。
戸袋窓も埋められているので、外観上では
少々いびつな印象を受けます。
9108Fの今後
多摩湖線での営業開始を見据えているものと思われますが
その場合、通常であれば、武蔵丘を出場し南入曽まで回送され
夕方の不定期回送で玉川上水まで、というルートをたどります。
(多摩湖線で運用される編成は玉川上水へ入出庫する為)
しかし、今回の9108Fは南入曽まで向かわず
池袋線の小手指車両基地に入庫していることから
小手指車両基地において何らかの作業があるものと思われます。
9108Fの営業開始までは、もうしばらく時間がかかる模様です。