2019年度で池袋線からの撤退が公式発表されている10000系。
こういった機会でもないと、なかなか過去の記録を振り返ることもないので
だいたい15年分を遡って掘り返してまいりました。
折角なので、数回に分けてアレコレと紹介したいと思います。
※捕捉しきれない部分や、思い違い等…ご容赦ください。
2005年から2006年頃にかけてですが、
10101FがHIDライトを搭載していました。
同時期に新製された20108Fと20158FにもHIDライトが搭載されており
何らかのテストやサンプル採集がされていたのでしょう。
車内更新を終えているものの、ひし形パンタ、
しかしながらHIDライト、このアンバランスな出で立ち。
高麗カーブも後ろの木がビッシリあっていい感じですね。
参考までに20108FのHIDライトの姿です。
20000系が最新鋭電車の時代ですので、随分と凛々しい姿に思えたものです。
2019年直近では、20000系や30000系で
LEDライトへの交換が早いペースで進められているようですが
苦節?10数年、ようやく…!という思いもしてしまいます。
HID試験の3編成とも、2006年には普通のシールドビームに戻されており、
またその後も白色ライトに縁遠いままの西武鉄道でありました。
きっと、何か思わしくない結果や、
本格採用に至らなかった理由があったのでしょう。
後年になり、30000系での試験や40000系からの本格採用で、
随分と近代化したイメージを持ったものです。
今ではLEDライトです。時代の進化ですね。
2005/12/3 101系? 3003F 10101F 吾野
HIDライトとは全然関係ないのですが、
よく見てみると1両目一つ目の窓、日よけが下がっています。
そうです、上から引き下ろすタイプの日よけです。
現在の横引きカーテンになったのはいつだったでしょうか…
ちょっと記憶にありません。
引き下ろしタイプの日よけは、窓一つ丸ごと閉めてしまうので
前や後ろに他のお客さんがいると、なかなか憚られるものがありました。
いやぁ、これは別の懐かしさですね。
◇
1年という短い期間であったため、
なかなか写真の枚数もないのですが、
青白いライトの10000系は、より引き締まった印象で
シャープに映えたものでした。
もっと色々と考えて撮っていれば…と思うのは
残念ながらいつものことでした。