狭山線において、30000系2両編成を2つ繋げた4両編成が運行されました。
30000系4両運転に至るまでの概要
当時の狭山線は、小手指車両基地の4連の新2000系(2501F、2503F、2531F、2533F)のいずれかが運用に入るのが基本でした。
しかし、2015/6/23と24の2日間のみ30000系の4両編成による営業運転が行われています。
当時のtwitterを振り返ると、新2000系4連は概ね以下のような状況でした。
2501F…狭山線営業運行
2503F…運行無し(小手指車両基地から出てこず)
2531F…豊島園での4連単独目撃アリ、朝晩は2533Fと組んで本線10連運用
2533F…朝晩は2531Fと組んで本線10連運用
推測にはなりますが、
豊島園への何らかの運行の為、2531Fと2533Fについては運用に縛りがあり狭山線に向かえなかった。
2503Fが、何らかの事情で小手指を出庫出来なかった。
上記2つの理由により、稼働できる4連は2501Fのみになり
狭山線に4連が2本必要となる時間帯は、30000系の代走が発生したのでしょう。
30000系4連の代走は2日目となる6/24も継続しておりましたが
6/25には2503Fが運用に復帰しており、代走は終了しています。
30000系2連導入時に各線で4両の試運転は見られましたが
営業運転に入る姿は、2020年現在もこの時限りだったと記憶しています。
2015/6/23 30000系4両編成の営業運転 32105F-32104F
夕方出庫の狭山線運用に就いた30000系の姿。
2両編成の繋ぎ目が10両運用と異なる為、編成の全容を見ずとも少しの違和感があります。
目撃情報を見掛けて、慌てて西所沢に向かいました。
狭山線では新101系活躍の晩年まで、2両を2つ繋げた4両編成の運行が見られました。
その為、2両を2つ繋ぐ編成については、特段の珍しさは感じません。
しかしながら、使用する形式が30000系となるとその珍妙さは格段に跳ね上がります。
運用の面から見ても、
30000系の2両編成が運行する場合は必ず8両編成と組み
10両での運用が当たり前でした。
23時過ぎ、狭山線での運用を終えて小手指へ戻ります。
小手指車両基地での留置位置は
2連定番の、この位置に収まっていました。
6/24朝も30000系の2連+2連は狭山線での運用に就いていますが
この日限りの運行となり、6/25以降は2503Fが復活。
30000系4両編成による狭山線代走は、2日間のみ見られた期間限定の姿となりました。