西武鉄道の9000系9102Fが、小手指から横瀬へ回送されました。
9108Fや9105Fと同様、4両化に伴う動きと見られます。
2020/8/18 9000系9102Fが小手指から横瀬へ回送
当日の様子を各駅で見てまいりましたので紹介します。
吾野駅での様子
お昼過ぎの吾野駅に到着する9102F。
吾野駅ではホームの無い側線に到着しています。
上りと下りの普通電車交換を見届けてからの発車となりました。
9102Fは屋根上にベンチレータを載せている編成であり
その去就については、雲行きが怪しいかと思われましたが
この回送によって、4両化で延命される流れが出てきました。
芦ヶ久保駅での様子
芦ヶ久保駅でも側線に到着しています。
40000系「S-TRAIN」導入により、
西武秩父線内でも10両運行が日常的に見られるようになったので
秩父方面への10両入線は珍しい光景でもないのですが
それでも黄色の10両編成となると、分かっていても魅力的に映えます。
9000系では9101Fと9102Fのみ、連結器周りのスカートの造形に差異がありました。
9101Fと9102Fでは、電連が取り付けられそうなスペースを残したスカートでしたが
9103F以降は、電連無しでジャストサイズのものに改められています。
(新2000系や2000系などと、同じものだったのでしょうか?)
9000系の4連化にあたっては、
1号車2号車と、9号車10号車を用いて組成されます。
中間3号車から8号車の6両については廃車されるのが通例となっており
今回の9102Fについても、同様の動きをするものと思われます。
横瀬駅での様子
横瀬では11番まで自走の後、パンタ下げ。
アントで飯能方へ引き上げ後は、西武秩父方の9002号車にD16が連結。
回送到着から、程なくして入れ換えが開始されていました。
番外 横瀬の10000系
廃車回送後、長らく横瀬にて留置の続く10000系の姿を見る事も出来ました。
組成については、各所で既報の通りですが
飯能←10106-10206-10606-10102→西武秩父
となっており、10102号車については方向転換がされています。
車内には、甲種輸送で使用されるブレーキ装置が、
一部座席を撤去した上で載せられているよう見受けられました。
まとめ
- 9000系9102Fが横瀬に回送され、営業運行に就いている10両編成の9000系は、9103Fと9104Fの2編成となりました。
- 横瀬での入れ換えからも、4両化に向けての動きと見られます。
- 横瀬の10000系は、相変わらず留置が続いています。室内にはブレーキ用の装置が載せられているようです。
9000系、2020年8月18日現在の概況
- 9101F…廃車
- 9102F…本日、横瀬へ回送
- 9103F…本線運用中(RED LUCKY TRAIN)
- 9104F…本線運用中
- 9105F…4両化の上、武蔵丘へ回送済み
- 9106F…廃車
- 9107F…廃車
- 9108F…4両化、武蔵丘を出場し南入曽留置(レジェンドブルー塗装)
以上、ご覧くださりありがとうございました。