- 鉄オタ女子のぞみ(演:久保乃々花さん)が鉄分補給スポットを巡るドラマ「鉄オタのぞみ、50キロ」
- 6話に登場した「下御隠殿橋」のロケ地を訪問してみました
「鉄オタのぞみ、50キロ」は、テレビ東京系で放送されている「鉄オタ道子、2万キロ」のスピンオフドラマ。2022年1月からYouTubeなどのネット上で配信されています。
日暮里のトレイン・ミュージアム「下御隠殿橋」
「鉄オタのぞみ、50キロ」の6話劇中で登場する下御隠殿橋。
これは、日暮里駅至近にあるトレインビュースポットで、休日には多くのギャラリーで賑わう様子が見られます。
劇中で「私だけの夢のバルコニー」と表現されるように、周辺はこのような作りになっています。
下御隠殿橋のアクセスにはJR日暮里駅北口を利用するのが最も近道です。
駅出口からは徒歩数十秒。
なお、手前の横断歩道には信号がないので注意が必要。交通量は少ないものの車両の往来はしばしば見られますので、小さなお子様をお連れの場合などでは、より慎重になる必要があります。
下御隠殿橋から眺めるJR線と電車
下御隠殿橋から眺めることの出来る線路はJR線と京成線を合わせて14本となっています。
全ての線路が複線か複々線で敷設されており、山手線・京浜東北線・東北新幹線・東北本線・常磐線・京成線の電車を眺めることが出来ます。
(このうち東北本線が4本の線路を有しているので、合計14本となります)
下御隠殿橋のJR電車イラストには引退した車両もチラホラ
下御隠殿橋から見えるJR施設の外壁には、この場所で見ることの出来る電車のイラストが描かれています。
しかし描かれている電車は、山手線E231系、京浜東北線209系など、既に引退した車両が多く見られます。
こちらにはE653系フレッシュひたちの姿も。
電車の内容が書き換えられないことを放置と見るか、この場所を駆け抜けた電車の歴史と捉えるべきか、意見は分かれるところです。
下御隠殿橋、橋の完成に寄せた説明・案内文
”下御隠殿橋の完成にあたって”
旧下御隠殿橋は、コンクリートと鋼板でできた幅員が6mの橋で、昭和3年に建設されました。その後、昭和39年2月に都市計画決定された東京都市計画道路補助線街路第188号線の一部として、西日暮里二丁目と西日暮里三丁目及び谷中地域とを結ぶ重要な役割を果してきました。
しかし、60余年に亘る長い年月と近年の車両交通の増加により、腐食やひび割れが著しく、通行の安全性を確保することが困難な状況になってきました。そのため、昭和63年2月に橋の幅員を15mとする都市計画変更を行い、損傷した橋を架け替えることになりました。
架け替えにあたっては、周辺地域の人々をはじめ多くの関係者の叡知をを集め、景観と眺望に優れた橋として建設しました。それは、日暮里・谷中地区に数多く残る古い神社仏閣や文学碑などを中心とした歴史的な風情に配慮すること、新幹線をはじめ数多くの種類の列車が1日約2500本も通過する日本有数のこ線橋としての特性を活かすこと、日暮里駅は荒川区の玄関口であり品位と格調をもった橋とすること、を基本的な考え方にすえて整備しました。
新しい下御隠殿橋は、和風的なデザインで、バルコニー付きの広い歩道があり、列車ウォッチングができる生きたトレイン・ミュージアムとしてここに蘇りました。
この橋が、街に新たな表情を与え、荒川区の活力ある発展に大きく貢献することをここに祈念します。
【橋の概要】
橋格 1等橋
形式 3径間鋼ラーメン橋
橋長 100m
幅員 15m
工事 平成元年7月~平成7年3月
示方書 道路橋示方書・同解説(昭55)
平成7年4月
東京都荒川区
鉄オタのぞみロケ地「下御隠殿橋」についてまとめてみた感想
日暮里駅の下御隠殿橋について書いてみました。
- 下御隠殿橋は14本の線路が見える壮観トレインビューを楽しめる
- アクセスは日暮里駅北口から数十秒
- 描かれたイラストで電車の歴史に思いを馳せることが出来る
ということが分かりました。
周囲には都内の駅前とは思えないようなレトロな風景が見える場所もありますので、お散歩のついでに是非訪れてみてください。
なお、本編である「鉄オタ道子、2万キロ」では全国津々浦々の鉄道風景を紹介しています。
こちらも是非チェックしてみてください。
「鉄オタ道子、2万キロ」をGYAO!で見てみる
「鉄オタ道子、2万キロ」の見逃し配信をひかりTVで見てみる