西武鉄道サステナ車両第一弾【小田急8261F甲種輸送】

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2024年5月9日に、西武鉄道の設備投資計画がリリースされ、小田急電鉄から8000形6両1編成の譲渡を受けることが明らかになりました。

記事冒頭ではサステナ車両の概略を紹介し、後半では入線当日の模様を紹介します。

ついに、小田急の車両が西武線にやってきました

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SSK
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こんにちは。
西武専門の鉄道マニアです。
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サステナ車両についての概略

西武鉄道が導入する「サステナ車両」は、他社から譲受したVVVFインバータ制御車両を指す、西武鉄道独自の呼称です。

サステナ車両の導入目的としては、以下のようなものが挙げられます。

サステナ車両の導入目的

  • 動力費の削減:VVVFインバータ制御車両は、従来の車両と比べて省エネ性能が向上しており、CO2排出量の削減に貢献できる。
  • 環境負荷の低減:車両新造時と、廃棄時に発生するCO2を削減することで、環境負荷削減目標を達成する。

西武グループでは、サステナビリティアクションとして「西武グループ環境負荷削減目標」を掲げています。

西武グループ環境負荷削減目標

CO2排出量

  • 長期目標:2050年度にネットゼロ
  • 中期目標:2030年度までに2018年度比46%削減
  • 短期目標:毎年度 前年度比5%削減

再生可能エネルギー導入率

  • 長期目標:2050年度100%
  • 中期目標:2030年度50%

これらの目標を達成するべく、旧来の車両の代替としてサステナ車両を導入します。

サステナ車両は東急9000系と、小田急8000系

引用:https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20230926_sasutenatrain.pdf

西武鉄道は、2023年9月26日に、東急9000系と小田急8000形をサステナ車両として譲受することを発表しました。

東急9000系は、多摩川線・多摩湖線・西武秩父線・狭山線に導入されます。

小田急8000形は、国分寺線に導入されます。

サステナ車両の導入は、2024年度から2029年度にかけて、計100両ほど。

小田急8000形は、2024年度以降の運行。

東急9000系は、2025年度以降の運行。

サステナ車両の代替として、新101系や新2000系、4000系などの置き換えが進むものと見られます。

サステナ車両で置き換えられる西武新2000系(2049F)

サステナ車両1編成目となった小田急8261Fの甲種輸送

引用:https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20240509_setsubitoushi.pdf

サステナ車両については、東急9000系と小田急8000形をそれぞれ導入することが明らかになっています。

2024年度については、サステナ車両の1本目となる小田急8000形6両1編成を譲り受け、整備・改修を行う模様です。

記念すべき初のサステナ車両となったのは、小田急8000形8261Fでした。

アイボリーの車体に水色の帯を撒いた意匠は「THE・小田急」といった見立てです。

外から見る限り、発送元の小田急では大きな手入れはされていないように見受けられました。

小田急CIや「OER」の銘板も、取り外されずに西武へやってきています。

新秋津までの牽引はEF65 2074でした。

新秋津へ甲種輸送が到着したのは午前10時前のこと。

すぐに、JRの機関車と切り離し作業が行われました。

西武・JR・小田急と、3社の車両が一堂に会する機会は、なかなか見られない光景といえるでしょう。

連結を切り離された機関車は、駅よりまで小移動。

西武のけん引車である263Fと顔をそろえる形となりました。

263Fも、この後に小田急8261Fと連結することになりますが、配線上、機関車が出発後でないと作業が出来ないことが分かります。

20分ほど経過して、西武263Fと小田急8261Fの連結が始まりました。

小田急8000形が拡幅車体であるせいなのか、西武の263Fが一回り小さく見える不思議な感覚もありました。

西武鉄道と小田急のCIロゴが並列で見られる日が来るとは、さすがに驚きを禁じえません。

ワルツ所沢の看板を背景に、小田急8261Fが西武線にやってきました。

下り電車にかぶられてしまったのですが、それでも充分に印象的な姿でした。

所沢ではホームのない6番線で小休止。

「odakyu」や「OER」の文字が、ひときわ目立って見えます。

「乗務員室」の表記が、タテが小田急、ヨコが西武、ということで、微妙な差異が見られます。

小田急車両に見える反転した回送の表記は、西武263Fから反射したものです。

一瞬、幕に灯りが入っているのかと錯覚しました。

所沢駅東口の象徴的?な地球儀を背景に、甲種輸送が出発。

連結面は隠れてしまいましたが、黄色を先頭にアイボリーの車両が続く不思議な感覚です。

いろいろとケーブルがうるさいですが、この連結面だけで今日は十分おなかいっぱいでした。

甲種輸送列車は小手指車両基地に入庫しているようです。

サステナ車両甲種輸送の模様を動画で見る(小田急8261F)

サステナ車両8261Fまとめ

サステナ車両8261Fの西武線搬入ついて書きました。

  • 2024年度のサステナ車両は6両1本のみで、小田急8261Fだった
  • 西武線への搬入は263Fが牽引で、2024年5月20日に実施された
  • 小田急8261Fの外見は、ほとんど現役当時のままに見えた
  • 搬入後は、小手指車両基地に入庫している


ということが分かりました。

サステナ車両の導入で、西武線の車両事情も大きく変わってくることになるでしょう。

西武=黄色い電車というイメージも、いよいよ過去のものとなりそうです。

昨年の廃車時系列は↓こちらにまとめてあります。

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