西武鉄道で走行する2023年度の車両の動き(新車による車両増、廃車による車両減)を、この記事でまとめています。
2022年度の記事はこちらから。
2023年度の西武線の動きについて
西武鉄道の設備投資計画によると、2023年度は新車として40000系4編成40両(40161F・40162F・40163F・40164F)が導入予定であると明らかになっています。

2022年5月に明らかになった「サステナ車両」は、導入準備を進めていますと述べるにとどまっており、詳細は明らかになっていません。

一方、西武HDのIR資料では、具体的な両数に言及することはありませんでしたが「保有車両数の削減」という文言が見られます。
このことから、2023年度の車両の動きは「40000系4編成導入」「車両数削減」「サステナ車両は導入準備中」であることが分かります。
1227両 2023.4.1
前年度からの繰り越しで、2023年4月1日は「1227両」からのスタートです。
40両が減少した2022年度分は、こちらをご覧ください。
2000系の概況はこちら。
新2000系の概況はこちら。
1223両 2023.6.8 △4 2509F廃車

新宿線系統で運用された2509Fが横瀬へ回送されて廃車となりました。
2509Fは、多摩川線甲種輸送(2023.6.10~11)に伴う車両不足の影響で、廃車回送前日まで狭山線で代走運用に就いており、新宿線に戻ることなく廃車となりました。
2023年度の廃車1本目となっており、これにより新2000系4両編成の貫通扉小窓車は残り3編成となりました。
1233両 2023.7.1 +10 40161F甲種輸送

2023年度新車1本目となる40161Fが甲種輸送で小手指に到着しました。
日曜日に到着することの多い新車甲種ですが、今回は土曜日に西武線へ到着したことが特筆されます。
2023年度は10両編成4本の40000系(40161F・40162F・40163F・40164F)が製造予定となっており、早くも動きが出た形となりました。
これに押し出される形で、池袋線所属の6000系6104Fが新宿線へ移動しています。
1229両 2023.7.11 △4 2513F廃車

新宿線系統で走行していた新2000系4両編成の2513Fが横瀬へ回送されました。
2513Fは、2015年頃から2021年3月まで狭山線の運用に就くことが殆どでしたが、2021年2月の新101系ワンマン車狭山線投入以降は、新宿線で運用されました。
(ひと昔前の狭山線というと、2531F・2533F、2501F・2503F、そして2513Fという印象が強いものです)
2513Fの廃車により、貫通扉小窓編成は4編成までに減少しています。(2451F・2507F・2517F・2051F)
1239両 2023.7.23 +10 40162F甲種輸送

2023年度2本目の40000系が到着しました。
前回の40161Fは、珍しく土曜日に西武線着となりましたが、今回はいつも通りに日曜日の到着でした。

2023年度は40000系4本の製造を予定しており、年度内にはもう2本の40000系が製造される予定です。(40163F・40164F)
7月現在における2023年度の車両数増減は、20両の新車に8両の廃車となっており、昨年度末対比で+12両という状況です。
1237両 2023.8.14 △2 2077F6連化

2023.8.7に横瀬へ回送されていた2077Fが、中間モハ(モハ2277/2278)を抜き取り、6連となって武蔵丘へ回送されました。
8連2077F:2077-2177-2178-2277-2278-2377-2378-2078
↓
6連2077F:2077-2177-2178-2377-2378-2078

東急更新車の廃車は今までに前例がなく、中間車のみとはいえ、初の廃車が発生したことになります。
6連化された2077Fは自走で横瀬から武蔵丘を回送されており、今後の動向が注目されます。