西武鉄道で走行する2024年度の車両の動き(新車による車両増、廃車による車両減)を、この記事でまとめています。
2023年度の記事はこちらから。
2024年度の西武線の動きについて
西武鉄道の設備投資計画によると、2024年度は新車として40000系3編成24両が導入予定であることが明らかになっています。
これまでに、40000系は10両固定編成で製造がされてきましたが、2024年度の新造車両は8両が3編成と読み取れる製造数です。
このことから、2024年度は40000系の8両編成が誕生し、48101F・48102F・48103F(もしくは48151F・48152F・48153F)が竣工することが見込まれます。
小田急電鉄より譲渡される8000形サステナ車両については、1編成6両を2024年度内に運行することを目指します。
なお、2023年度までに見られた「保有車両数の削減」などの文言は、西武鉄道IR資料と西武ホールディングスIR資料に記されていませんでした。
このことから、2024年度は、大幅な車両数の削減は無いものと見込まれます。
コロナ以降、積極的に車両数を削減してきた西武鉄道でしたが、その流れも2023年度で一段落した模様です。
2024年度の西武線の車両の動き まとめ
- 40000系が24両新造される(8両編成3本?)
- サステナ車両1編成6両の運行開始を目指す
- 保有車両数の削減はなく、車両数は維持されることが見込まれる
(新車24両なので、廃車もおおむね24両程度か)
1221両 2024.4.1
前年度からの繰り越しで、2024年4月1日の西武線の車両数は「1221両」からスタートです。
2023年度分は、こちらをご覧ください。
1227両 2024.5.20 +6 小田急8261F譲渡
サステナ車両の第一号として、小田急8261Fが西武鉄道へ譲渡されました。
小田急8000形は、西武国分寺線へ導入されることが発表されており、2024年度内の運行開始を目指して整備が進められています。
甲種輸送後、しばらくは小手指車両基地に留置される姿が目撃されています。
1223両 2024.6.4 △4 4005F廃車
西武池袋線(飯能~吾野)と西武秩父線で走行していた4000系4005Fが横瀬車両基地へ回送されました。
普段は武蔵丘車両基地へ出入りする4000系ですが、廃車前の整備を小手指車両基地で行っています。
このため、廃車回送は小手指から横瀬間で運転されました。
4000系の廃車は、2024年1月の4015Fに引き続き2編成目。
これにより、4000系は全12編成から、10編成に数を減らしました。(内1編成はレストラン列車52席の至福、52型、4009F)
1221両 2024.7.2 △2 2091F中間2両廃車
池袋線系統で走行していた新2000系8両編成の2091Fが横瀬へ回送されました。
横瀬車両基地内にて、中間2両(モハ2291・モハ2292)を抜き取り、6連化されています。
2024年7月8日に、自走で横瀬から武蔵丘を回送されています。
新2000系8両編成の6両化は、2077F・2081Fに続いて、3編成目となりました。