西武2000系最後の6両編成2031Fがラストラン運行

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西武2000系電車は、1977年から130輌が製造され、西武新宿線で主に活躍している。

編成は、2両6両8両のバリエーションがあり、現存するのは2両と6両のみ。

2015年から廃車が始まり、8両は消滅済み。最後まで残った6両が、今回紹介する2031F。

ラストランを記念して、撮影会やツアー列車の運転が企画された。

残る2000系は、2023年10月現在で、2両編成3本の6両のみとなった。(2409F・2417F・2419F)

ラストランを迎えた西武2000系、最後の6両編成2031F
ラストランを迎えた西武2000系、最後の6両編成2031F

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SSK
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西武専門の鉄道マニアです。
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2031F引退に合わせた3つのイベントを開催

2031Fは、西武2000系電車の中で一番本数の多かった6両編成のグループに属していました。

竣工は1987年8月21日であり、約36年ほどの活躍に終止符を打つこととなります。

  • 2031Fは、事故廃車の補充として製造された。(1986年3月23日発生の田無事故)
  • 2006年1月に特別修繕工事を受けた。
    外観では、シングルアームパンタグラフの換装、表示器の3色LED化、側面社紋と車号のプレート化が目立った変化となった。
  • 2014年9月に、LED表示器のフルカラー化。
  • 2017年頃にベンチレーターの全撤去(末期は西武新宿方2両のクハ2031とモハ2131のみ残存)

2031Fの引退が公表されたのは、2023年9月6日のことでした。

西武鉄道公式サイトにて、以下の表題でリリースされています。

「旧2000系最後の6両編成 2031編成引退にあわせ3種類のイベント開催!」

イベントは3つ開催されることとなり、その内訳は下に記す通りです。

*新宿線の黄色い電車を撮影しよう  2023年9月30日(土)上石神井車両基地

2031編成など2000系を新旧あわせ4編成用意し、2000系の撮影を満喫していただけるイベントです。2031編成と2409編成(旧2000系・2両編成)の連結・解放を実演するほか、2409編成には1980年代の姿をイメージした装飾を実施します。イベント限定の2031編成グッズ(銘板レプリカなど)のプレゼント付きです。

*ありがとう2031編成撮影会 2023年10月4日(水)小手指車両基地

2031編成のほか、「西武鉄道創立110周年記念トレイン」の2069編成や西武秩父線で活躍する4000系が集合します。主に新宿線で活躍してきた2031編成には池袋線系統の方向幕を、池袋線を走行する2069編成には新宿線系統の方向幕を装着し、貴重な姿をご撮影いただけます。また、当日は西武球場前駅から臨時電車にご乗車いただき、普段は入線できない西所沢駅の入換専用線を経由して、小手指車両基地内の撮影会場までご案内します。車内補充券型の参加記念品のプレゼント付きです。

*さようなら2031編成ラストラン乗車ツアー to 横瀬車両基地 2023年10月5日(木)

2031編成にお客さまがご乗車いただける最後のチャンスとなるツアーです。小手指駅から横瀬駅までの2031編成ラストランをお楽しみいただきます。横瀬車両基地では、本ツアー限定のヘッドマークを掲出し撮影を楽しんでいただくほか、運転台見学や車体への寄せ書きなどを行います。また、本ツアー限定のグッズ「銘板キーホルダー3点セット」・「2031編成のつり革」をプレゼントします。

2031Fは、イベントの合間を縫いながら、引退リリース後も10月上旬まで国分寺線や新宿線の運用につき、10月5日のラストラン乗車ツアーが最後の力走となりました。

東村山駅に到着する新2000系2077F6両化後の姿
東村山駅に到着する新2000系2077F6両化後の姿

なお、2031Fの引退に伴い、減少する6両編成の補充が行われました。

池袋線系統で活躍していた2077F(8両編成の新2000系)の中間モハ2両を抜き取って6両化し、新宿線系統へ転属させています。

6両となった2077Fは、2031Fと入れ替わるように、2023年10月から国分寺線をメインに運行を開始しています。

2023.10.5の2031F横瀬行きツアー列車を西吾野駅で撮影

2023.10.5の2031F横瀬行きツアー列車を西吾野駅で撮影
「団体専用」を表示する2031Fが西吾野に到着

3つ開催されたイベントの内、2023年10月5日に運行されたラストランツアー列車の様子を撮影しましたので紹介します。

当日の2031Fは小手指車両基地を11時37分頃に出発し、13時02分頃に横瀬に到着する行路で運転されました。

001-E1Fと交換する2031Fのラストランツアー列車

途中のいくつかの駅では交換や待避を行ったようで、西吾野駅でも上り特急電車との交換待ち合わせがありました。

そのため、2031Fのツアー列車は西吾野駅の2番に入線する姿が見られました。

西吾野での停車は、時間にして1~2分程度だったでしょうか。

長くはない停車時間ののち、2031Fは終点横瀬に向けて走り去っていきました。

秋晴れのもと、先日までの暑さがウソであるかのような気候でした。

過去の記録より:2031Fの写真たち

ここからは、これまでに見られた最近の2031Fの姿を振り返ります。

2023年5月5日、野口橋付近の風景と2031F。

2023年6月5日、6両と2両を繋げた運用が突如として発生。

2023年6月6日、6-2運用は一時的な車両不足による運用と思われたが、2023年10月現在も継続している。

2023年9月12日、引退がリリースされ、沿線が賑わいを見せ始めたころ。

2020年1月11日、新宿線の所沢行き終電車に充当。何かの代走だったと記憶しています。

2006年4月18日、特修を終えて3カ月ほどの2031F。当時は日中毎時1本が設定されていた快速急行に充当。(2031F-2521F)

2014年9月17日、フルカラーLEDとなって間もない2031F。6両の3005Fと並ぶ姿。

2031Fは2000系の中でも先陣を切ってフルカラーLED化されたため、とうぶん安泰だと思われました。

そして、その予感は的中。6連2000系の中で、最後まで残る編成となったのでした。

2023年2月9日、通勤急行運用に入った2031F。晩年は、通勤急行の本数も減らされ、なかなか見られなかった姿。(2031F-2531F)

2031Fのラストランツアーについてまとめてみた感想

2031Fの引退と、ラストランツアーの西吾野駅での様子について紹介しました。

  • 2023年10月に、西武2000系最後の6両編成2031Fがラストランを行った
  • 引退に際しては撮影会や、乗車体験ツアーなど3つのイベントが企画された
  • 西武2000系は2両3本の6両が残るのみとなった(2409F・2417F・2419Fが新宿線系統で活躍)
  • 2031F引退と入れ替わるように、8両から6両になった2077Fが国分寺線で営業を開始した


ということが分かりました。

西武2000系というと、新宿線系統のどこにいても見ることの出来る編成だっただけに、時の流れは早いものだと感じてしまいました。

サステナ車両の概要も発表された昨今、西武線の電車のイメージが大きく変化していく流れを感じてしまいました。

\ 2031Fの廃車を反映しました /

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