2023年7月29日と30日に、狭山市駅を最寄りとする「狭山市入間川七夕まつり」が開催されました。
目玉となる花火大会も4年ぶりに開催され、狭山市駅は多くの利用客でにぎわいました。
記事前半では、お出かけされる方に向けた西武線の臨時電車の概要と、参考情報を紹介します。
後半では、多客対応のために運転された、本川越始発東村山行きをマニア視点でレポートします。
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こんにちは。
西武専門の鉄道マニアです。
趣味:西武線の写真をブログにまとめること
狭山市入間川七夕まつりの概要
2023年7月29日から7月30日にかけて、関東三大七夕祭りの一つである「狭山市入間川七夕まつり」が開催されます。
この祭りは、狭山市の市民広場から七夕通り商店街にかけて行われ、星に願いをかける七夕の伝統にちなんで、鮮やかな飾りつけがされます。
特に注目は、7月29日に開催される「納涼花火大会」で、約5,000発の美しい花火が夜空を飾ります。
来場の際は、電車やバスなどの公共交通機関を利用するよう推奨されており、駐車場の提供はありません。
関東三大七夕祭り
- 入間川七夕まつり
- 茂原七夕まつり
- 湘南ひらつか七夕まつり
狭山市入間川七夕まつりのコロナによる影響
- 2019年までは通常開催(2020年春先よりコロナが流行)
- 2020年、2021年は全面中止
- 2022年、3年ぶりに規模を縮小して開催。露店や花火は無し。
- 2023年、4年ぶりの完全復活。露店や花火も通常通り。
西武鉄道では、狭山市入間川七夕まつりの混雑対応で臨時電車を運行
狭山市入間川七夕まつりには、例年40万人以上の来場者があります。
これに対応するため、会場最寄り駅となる西武新宿線の狭山市駅には、通常の電車に加えて臨時電車が運転されます。
2023年に運転された臨時電車は4本
2023年は、臨時電車が4本運転されました。
2023年7月29日、狭山市入間川七夕まつりの西武線臨時電車
- 狭山市20:16発 各駅停車西武新宿行き(狭山市駅始発)
- 狭山市20:50発 各駅停車西武新宿行き
- 狭山市21:03発 準急西武新宿行き
- 狭山市21:20発 各駅停車東村山行き
通常の電車と合わせてみると以下のような感じ。
花火大会のある日の電車は、おおむね20時から21時台にかけて10分に1本程度は運行されるダイヤとなります。
狭山市駅を出発する電車、しばらくは各駅に停まります
西武線には「急行」「準急」などの列車がありますが、田無から都心側でしか駅を通過しませんのでご安心ください。(他の時間帯など一部除く)
到着した電車で狭山市駅を離れることが、一番重要です。
狭山市駅に到着する電車の停車駅一覧
- 急行:狭山市→入曽→新所沢→航空公園→所沢→東村山→久米川→小平→花小金井→田無→上石神井→鷺ノ宮→高田馬場→西武新宿
- 準急:狭山市→入曽→新所沢→航空公園→所沢→東村山→久米川→小平→花小金井→田無→西武柳沢→東伏見→武蔵関→上石神井→鷺ノ宮→高田馬場→西武新宿
ただし、特急電車は乗車券のほかに特急券が必要となりますのでご注意ください。
花火大会終了後の狭山市駅は、人があふれるほどの混雑ではありませんが、ホーム中ほどの階段付近は非常に混雑します。
先頭や最後部付近は、比較的人の数も少なかったので、狭山市駅から電車に乗る際は階段付近を避けることが快適な乗車に繋がります。
狭山市駅に到着する西武新宿行きは、空いていることが殆どですので、1本見逃して確実に座って帰るのもいいかもしれません。
まとめ:狭山市入間川七夕まつり、帰りの西武線の混雑情報など
- 狭山市入間川七夕まつりの花火大会終了後、20時から21時にかけては会場最寄りの狭山市駅が非常に混雑する
- 田無まではすべての駅に停車するので到着した電車に乗り込む(特急除く)
- おおむね10分に1本は電車が到着し、乗客を積み残すことはなかった
- 階段付近の混雑が最も激しく、車内は通勤ラッシュ並みの混雑だった
→先頭車や最後尾は、比較的、余裕のある混雑だった(全員吊革を握れるくらい)
西武線で狭山市入間川七夕まつりにお出かけされる際は、是非こちらの情報を参考にしてお出かけしてみてください。
※運転される臨時電車の本数や行き先などは、その年によって変動します。かならず公式情報を確認するようにしてください。
西武30000系 "DORAEMON-GO!” 38101Fによる臨時各停東村山行きを運転 2023.7.29
2023年の狭山市入間川七夕まつり開催に伴う臨時列車では、4本の臨時が設定されました。
そのうち、本川越を21:11に出る臨時各停は、上りの東村山行きとして運転されました。
突発の折り返し運転などの際には、上りの東村山行きが見られることもありますが、あらかじめ運転されるとアナウンスされたことは非常に珍しい機会でした。
東村山行きに充当したのは38101F「DORAEMON-GO!」でした。
西武線アプリによると、こちらの列車は回送列番で本川越に到着しましたが、どうやら狭山市駅から営業列車として本川越に到着した様子でした。
(乗客のいるはずの無い回送から大量の乗客が下車したので何事かと思いました)
狭山市駅の混雑が予想以上だったため、急遽営業電車として狭山市から本川越を客扱いしたようです。
2020年10月の運行開始から、おおむね3年が経過したドラえもんラッピング。
人気は健在のようで、多くの方が写真にその姿を収めていました。
東村山行きの出発は21時11分。
出発前の運転士さんと、少しお話をさせて頂くことも出来ました。(ありがとうございました!)
東村山行きの表示関係(車内LCD・行き先表示機、停車駅案内)
西武30000系にはドア上にスマイルビジョンという愛称のモニターが設置されています。
通常であれば、停車駅が一覧で表示されるところですが、東村山行きではそのような情報が表示されることはありませんでした。
自動放送にも対応していないようで、車掌さんによる肉声の放送が行われていました。
本川越駅の発車案内に、珍しく「東村山」の文字が表示されます。
上段は、すべての駅にランプが灯る西武新宿行きです。
しかし、下段の東村山行きは、おおむね3割ほどしかランプが点いておらず、非常に対照的な光景でした。
本川越出発後の東村山行き→新所沢逆進入で回送
本川越出発時点では、全員が座席に座れるほどの混雑率でしたが、狭山市駅で多くの乗客が乗車しました。
東村山行きの狭山市出発時刻は21時20分ですが、それでも尚多くの乗客が次の電車を待っていました。
終着の東村山に到着後は、折り返し回送で新所沢の上りホームに逆進入で到着しています。
折り返し、新所沢始発の定期列車、5834レ各停西武新宿行きとして運用されました。
まとめ:38101Fの臨時東村山行き
38101F充当の東村山行き臨時列車について書きました。
- 送り込みの回送は、多客のため急遽狭山市→本川越で客扱いを実施した
- 発車案内や行き先表示に東村山の表示は出るが、自動放送は対応していなかった
- 狭山市駅では立ち客が出るほどの混雑になった
- 東村山到着後は折り返し回送となり、新所沢逆進入で定期列車に流れた
ということが分かりました。