- 西武新101系ワンマン車の259Fが廃車回送された
- 1998年のワンマン化改造以降は多摩湖線の運行がメインだった
- 多摩湖線の9000系投入に伴う玉突きで、晩年は狭山線の運行に就いていた
2022年3月6日、西武狭山線で運行される新101系259Fが廃車のため横瀬へ回送されました。
本記事では、当日お昼と終電後に運転された回送の様子を紹介します。
小手指から武蔵丘へ回送される赤電ワンマン新101系
小手指車両基地に所属する259Fは、新101系ワンマン車の4両編成。
2018年より、懐かしの赤電カラーで運行する姿が見られました。
今回の廃車回送は小手指から武蔵丘が日中、武蔵丘から横瀬が終電後の運転となっており、近年ではあまり見かけない運転パターンでした。
終電後、横瀬に到着する赤電の廃車回送
入庫した4000系と001系の傍ら、259Fが終着の横瀬に到着。
横瀬に到着後は駅構内の入換を行い、パンタを下げて入庫しています。
アントを用いた車庫内の入換は、翌日以降に行われた模様です。
ワンマン新101系の2022年3月7日時点での配置一覧
259Fの廃車により、1998年にワンマン化された初期の3編成(257F・259F・261F)全てが姿を消すこととなりました。(261Fのうち、クハ1262は西武球場前駅・ベルーナドームの「L-train 101」として保存)
これにより、西武鉄道に残る新101系ワンマン車は7編成となりました。
狭山線の新101系編成一覧
245F(ツートン)
249F(ツートン)
263F(黄色)
多摩川線の新101系編成一覧
241F(伊豆箱根)
247F(赤電)
251F(近江湖風)
253F(赤電)
259F多摩湖線ラストランweekの様子(2021年2月)
西武多摩湖線では長らく新101系ワンマン車が活躍を続けていましたが、9000系の投入により2021年2月をもって同線からは引退しています。
その際に最後まで残った新101系が259Fでした。
引退時には大々的な装飾こそなかったものの、別れを惜しむ声にこたえた復活運行(ありがとう101系多摩湖線ラストランWeek)も実現しています。
赤電259Fの廃車回送をまとめてみた感想
以上、赤電259Fの廃車回送と直近の動きなどをまとめてみました。
- 新101系ワンマン車の259Fが廃車された
- 廃車回送は日中と終電後に行われた
- 西武の新101系ワンマン車は残り7編成となった
ということが分かりました。
西武鉄道では2022年3月のダイヤ改正を次の週末に控えており、このタイミングで車両を廃車するのは少々意外な印象を受けました。
残りの新101系が活躍する狭山線でも日中帯の運転本数が削減されるなど、ダイヤに動きが見られる見込みとなっています。