2021年2月18日から実施されている「ありがとう101系 多摩湖線ラストランWeek」について、最終運行日前夜となる2月21日の様子を紹介します。
このイベントでは、2月7日をもって多摩湖線での定期運行を終了した新101系電車が、期間限定で運行を行いました。
(特別な臨時電車として走行するのではなく、通常の営業電車に新101系が充当されるものです)
最終日となる2月22日の運行は朝のみで終了ということで、夜の走行シーンは2月21日を持って見納めとなりました。
ありがとう101系 多摩湖線ラストランWeek 【2021/2/18~22】 | Rail Log
2021年2月18日から、西武多摩湖線において「ありがとう101系 多摩湖線ラストランWeek」が実施されています。ラストランWeek2日目の2021年2月19日、お昼ごろの赤電101系259Fの様子を紹介します。
目次
萩山駅の多摩湖線新101系【ラストラン前夜】

ラストランを告知するポスターは中央に大きく電車をあしらっており、シンプルなデザインながら目を引くものでした。
このポスターは多摩湖線の各駅に掲示されており、ポスターと電車を絡めて写真にすると雰囲気が引き立ちます。
ポスター下部には、黄色い注釈が設けられており「22日の運行は朝のみである」旨が追記されていました。
西武遊園地駅に到着した多摩湖線新101系【ラストラン前夜】

多摩湖駅への改称も間近に迫った西武遊園地駅。
山口線の遊園地西駅も改称を予定しており、3月にかけて話題の多くなるエリアでもあります。
ひと足早く多摩湖線から姿を消す新101系。
同車が「多摩湖行き」として運行されることは、タッチの差で叶いそうにありません。
多摩湖線新101系電車の車内にはラストランのメッセージを掲示
新101系電車の車内には、多摩湖線から引退する旨のメッセージが掲出されていました。
今後については「多摩川線・西武園線など」で運行を行うとの記載が見られます。
259Fは玉川上水に残り、西武園線の運行に就くようにも読み取れます。
国分寺駅に停車中の多摩湖線新101系【ラストラン前夜】

国分寺駅7番ホームでは、着々とホームドア設置に向けて準備が行われています。
プラットホームの養生から察するに、大方の加工は終えているような様子です。
萩山2番で折り返す多摩湖線新101系【ラストラン前夜】
終電間際の多摩湖線では、南線と北線で1編成ずつを使用して運用を回します。
国分寺~萩山と、萩山~西武遊園地で運行が分断されるため、北線に充当する電車は萩山2番で折り返す様子が見られます。
以前のダイヤですと日中にもこのような姿が見られましたが、現行ダイヤでは朝と夜に限られます。
西武遊園地発萩山行きの最終電車に充当する多摩湖線新101系【ラストラン前夜】
いよいよ最後の萩山行きが到着します。
休日ダイヤ西武遊園地2335発→萩山2342着、6508電車。
国分寺行きの電車は既に終了しており、電光掲示板もこの日の役目を終えています。
最終運行前日の深夜、数名の鉄道ファンに見送られながら萩山留置線に入庫しました。
- 昨今の鉄道マニア界隈に見られる目立った混雑もなく、3密ともほど遠い状況下でした。
萩山駅についても、終始落ち着いた雰囲気でありました。
萩山の留置線に入庫した多摩湖線新101系【ラストラン前夜】

萩山留置線に入庫する新101系の姿も、この日を持って見納めとなります。
3ドアの電車が入る場所という印象しかありませんが、翌日からは4ドアで統一されてしまいます。
時代の移ろいを感じると共に、新時代の多摩湖線をあれこれと思い描いてしまいます。
「多摩湖線新101系 ラストラン前夜の萩山入庫」の動画
まとめ:多摩湖線新101系のラストラン前夜は、異常なしで入庫した
- 5日間にかけて行われる「ありがとう101系 多摩湖線ラストランWeek」の4日目の夜、新101系は萩山留置線に入庫した
- 最終日となる2月22日は、午前10時前頃で運行を終了し、玉川上水車両基地へ回送された
- 翌、2021年2月23日以降の多摩湖線は全て4ドア車で運行される
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この記事を書いた人

- 【西武線に対する趣味的理解が深まるブログをお届けします】
- 34歳の電車好き。
西武線の撮り鉄歴は20年以上。東京生まれの埼玉県民。(西武沿線から離れられません)
なぜか既婚者、二児の父です。鉄道会社とバス会社で勤務経験アリ。ホームページ・ブログ運営は15年以上。西武線で団臨を走らせたことがあります。
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