2021年1月8日、4連化された #9102F が武蔵丘車両検修場から出場しました。
日中に行われた出場試運転は南入曽車両基地まで運転されており、同日夜には玉川上水車両基地へ回送されています。
これまで同様に多摩湖線で運用に就くものとみられます。
記事内では、出場試運転の小手指駅到着時の様子を紹介します。
9102F4連 武蔵丘車両検修場出場試運転【西武9000系ワンマン化】
西武9000系の9102Fがワンマン対応改造を終え、武蔵丘車両検修場を出場しました。
9102Fは長らく10両編成で池袋線で活躍を続けていました。
西武9000系電車は、主に急行電車などの優等電車に充当することが多く、晩年は全8編成が西武池袋線で運用に就いていました。
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西武9000系は、所沢工場の製造ペースの関係から4連で暫定的に運用されていた時期があります。
外観の差異はありますが、ワンマン化に伴う4連化は登場時の姿が復活したことになります。
2007年3月27日の9102F【VVVF化、東急車輌出場甲種】
西武9000系のVVVF化は2004年から進められました。
9102Fについては、全8編成中6番目(東急施行では4番目)の施工となりました。
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2005/7/13 9101F VVVF化甲種輸送【東急外注1本目】 | Rail Log
西武鉄道9000系VVVF化3本目となる9101F以降は、改造工事を東急車輛で施工する事となりました。2005年7月に行われた小手指・新秋津発逗子行き甲種の1本目、西武線内での姿を紹介します。西武鉄道9000系VVVF化改造の概要9000系トップナンバーの9101F VVVF化後の姿西武鉄道9000系は、1993年から1999年にかけて自社の所沢工場で製造された10両固定編成の黄色い電車です。全部で8編成が製造されました。(9101F~910
9102Fのベンチレーターは4連化に伴い撤去【西武9000系ワンマン化】
4連化された時点では屋根上にベンチレーターが残存していた9102Fですが、今回の出場時には撤去されていました。
側面の社紋と表記も撤去されており、車両番号のみが残っています。
非常にシンプルな装いになったと感じます。
なお、従前のワンマン9000系と同様、9202号車にパンタグラフを1基増設しています。
9101Fと9102Fのスカートについて
9101Fと9102Fのスカートは、他の9000系とは異なります。
連結器回りの開口部が大きめの仕様となっています。
2018年3月には9101Fは編成単位で廃車となっています。
このため、特徴的な開口部の大きいスカートを装備するのは2021年1月現在9102Fのみとなっています。
今回のワンマン4連化でもスカートの形状に変更はなく、従来の開口部の大きいスカートのまま出場しています。
多摩湖線での運用開始後も、見た目での特徴となることでしょう。
<関連記事>9102Fのワンマン化に伴う動き
2020/8/18 9102F 横瀬へ回送 | Rail Log
西武鉄道の9000系9102Fが、小手指から横瀬へ回送されました。9108Fや9105Fと同様、4両化に伴う動きと見られます。2020/8/18 9000系9102Fが小手指から横瀬へ回送当日の様子を各駅で見てまいりましたので紹介します。吾野駅での様子吾野駅に到着する9102Fお昼過ぎの吾野駅に到着する9102F。吾野駅ではホームの無い側線に到着しています。上りと下りの普通電車交換を見届けてからの発車となりました。9102Fは屋根
2020/8/27 9102F4両、263F牽引で武蔵丘へ | Rail Log
横瀬へ回送されていた9102Fが4連になって、武蔵丘まで回送されました。牽引役は263Fが務めています。2020/8/27 9102F4両、263F牽引で武蔵丘へ9102F-263F 横瀬9108Fや9105Fと同様に、9102Fが4連化されました。9000系の4連化は、これで3本目になります。横瀬にて中間6両を抜き取っており、横瀬から武蔵丘までを263Fの牽引で回送されています。東吾野~武蔵横手 263F-9102F
「9102F4連 武蔵丘車両検修場出場試運転【西武9000系ワンマン化】」のまとめ
- 2021年1月8日、西武9000系がワンマン化対応工事を終え、武蔵丘車両検修場を出場した
- 先にワンマン化工事を終えている9108Fと9105Fに引き続き3編成目のワンマン化9000系となった
- 当日夜には玉川上水車両基地へ回送され、多摩湖線での運用に備えているものと見られる