2005/7/13 9101F VVVF化甲種輸送【東急外注1本目】

西武鉄道9000系VVVF化3本目となる9101F以降は、
改造工事を東急車輛で施工する事となりました。
2005年7月に行われた小手指・新秋津発逗子行き甲種の1本目、西武線内での姿を紹介します。

西武鉄道9000系VVVF化改造の概要

9000系トップナンバーの9101F VVVF化後の姿

西武鉄道9000系は、
1993年から1999年にかけて自社の所沢工場で製造された10両固定編成の黄色い電車です。
全部で8編成が製造されました。(9101F~9108F)

新製されたとはいえ、足回りは廃車となった101系の機器を再利用しており、
2003年度からはVVVF化工事を自社の武蔵丘車両検修場にて施工されています。

モハ9201号車の床下に並ぶ、101系の機器を再利用した抵抗制御器

記事内の日付である2005年7月現在では
VVVF化されている9000系は全8編成中2編成となり
残りの6編成についても、VVVF化工事が実施されるのは
誰の目にも明らかでありました。
(2004年2月出場の9106F、2005年1月出場の9107Fが武蔵丘で改造済み)

しかし、3本目の改造編成となる9101Fについては、
それまでの2編成とは異なるものがありました。
施工する場所が、自社の武蔵丘車両検修場ではなく
東急車輛での施工に変更となったのです。

9101Fに貼付される、逗子行きの荷札

これにより、往路は小手指・新秋津発の逗子行きとして、
復路は逗子発の新秋津・小手指行きとして
それぞれ甲種輸送列車が仕立てられることになったのでした。
(9101F、9104F、9105F、9102F、9103F、9108Fが東急車輛施工)
(下記のwikiリンクもご参照ください)


2005/7/12 甲種輸送前日の小手指車両基地

9101F
9104F試運転と9101F
9104F試運転

9101F甲種輸送前日は、小手指車両基地に様子を見に来ていました。
その横を駆け抜けるのは試運転表示の9104Fです。

当時は武蔵丘からの出場時も「回送」表示であったため、
「試運転」表示を目にする機会は、非常に少ないものでした。


E34-E33
E34-E33
E33-E34-9101F

程なくしてE33とE34の重単が小手指に到着し、基地内で9101Fと連結。
明日の甲種に向けての組成が完了しました。

263Fでは10両編成の甲種輸送を5両・5両に分割して輸送しますが、
E31形では10両編成をそのまま牽引出来ましたので、随分効率的であるように思います。


クハ9001-E34連結部
E34 1831レ?

2020年現在では、そのような事は想定されませんが
仮に西武線発JR方面行きの10両甲種があった場合は、
やはり5両ごとに分割して新秋津で組成するような措置を取るのでしょうか。

それとも、新秋津発の2つの甲種輸送列車を別々に仕立てるのでしょうか。
あり得ないとも限りませんが、あれこれ想像してしまいます。

2005/7/13 甲種輸送当日の所沢駅

前日深夜に小手指を発って、
所沢で一晩を明かす2020年もおなじみのパターンでした。

2004年の6152Fや、2002年の多摩川線甲種、
2005年の上信向け甲種などは、
早朝に小手指を出発するダイヤでしたが
この9101Fあたりの動きを見ると、
ちょうど移り変わりの時期であったようにも思います。

2005/7/13 甲種輸送当日の新秋津構内

E33-E34-9101F
EF65-1007 EF64-1010
E33-E34-9101F
EF65-1007 EF64-1010

JR線内も機関車重連でした。
機関車の運用上だったのかと思いますが、
西武甲種でJRが重連というのは、どこか特別感が漂います。


こうして、VVVF化のため9101Fは西武線より発送されていきました。
西武線への復路輸送は10月27日に実施されています。

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この記事を書いた人

SSK
SSK【西武線に対する趣味的理解が深まるブログをお届けします】
20年以上に渡り、西武鉄道の写真を趣味で撮影する東京生まれの埼玉県民。
西武線の撮影実績(写真在庫)は10万枚以上。
ホームページ・ブログ運営は15年以上。
子どもと電車を眺めているのが最近の専らです。詳細なプロフィールはこちら