2008年12月29日、西武池袋線で運転されていた新101系2両編成の #291F #269F #273F が、小手指車両基地から武蔵丘車両基地へ回送されました。
2両編成を3本つなげた、いわゆるブツ6編成は、当時としては非常に珍しい姿。
地方私鉄への譲渡を前提とした入場でしたが、特筆されるのは編成や車両によって行き先が異なる点でした。
新101系291F-269F-273Fによるブツ6回送
年末や年度末を控えると、電車の動きも慌ただしくなります。
新101系の地方私鉄譲渡は、2連の289F(上新電鉄向け500形)を皮切りに2004年度より実績がありました。
2008年から始まる30000系投入に伴い、その転配が加速することとなります。
上信電鉄、秩父鉄道、近江・三岐に伊豆箱根、各地へ向かう新101系を横目に4M車の #263F が登場するなど、目まぐるしく情勢が変化していきました。
2008/12/29の西武線3000系と新2000系
8連時代の3005Fが上り急行で通過し、2461F先頭の前パン急行が飯能へ下りました。
2008年というと、ようやく6月に渋谷まで副都心線が開通した頃合いでして、日中の快急は西武線の池袋を発着としていました。
約5年後の2013年3月には東横線とみなとみらい線へ直通を開始する運びとなり、日常的に渋谷行きが見られたのは5年程度でありました。
他にも見られた新101系のブツ6編成
近年で見られたブツ6編成については、少なくとも以下の2例があります。
263Fへ中間モハを提供した255Fの両端クハの廃車回送です。
こちらの武蔵丘から横瀬までの回送は新101系で両端を挟み込む組成で運転されました。
2012/12/9に運転された新101系のさよならイベントでもブツ6編成が運転されました。
編成は先頭から #281F #285F #271F の順でした。
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