”多摩湖鉄道驛印巡り” に参加してみた【西武多摩湖線・山口線のスタンプラリー】

2022年
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2022年5月8日(日)まで実施される多摩湖線・山口線スタンプラリーの各駅の様子と、実体験やお得な回り方、モデルコースを紹介します。

2022年3月下旬から5月にかけて、西武多摩湖線と山口線ではスタンプラリーを実施しています。

スタンプラリーをお知らせする国分寺駅の掲示

スタンプラリーは幾つもの駅を回るイメージがありますが、今回実施のものは3駅を回ればコンプリート出来る非常にコンパクトなもの。

スタンプ押印に要する運賃も最安で300円台から(西武園ゆうえんち出発の場合)となっており、費用面でもお手軽な印象を受けます。

ラリーの参加方法は以下の通りです。(ポスターより引用)

  • 多摩湖線各駅(国分寺~多摩湖)と西武園ゆうえんち駅のパンフレットラックなどにある驛印帳(スタンプシート)を手に入れる。
  • 国分寺駅・多摩湖駅・西武園ゆうえんち駅の改札外にある驛印(スタンプ)を押す。
  • 3駅の驛印が集まったら、国分寺駅の係員に申し出ていただくと記念品が手に入ります。

※驛印帳一つにつき記念品は一つのみお渡しします。驛印帳・記念品は数に限りがあるので、お一人で複数の驛印帳をお持ちになっても無効とします。

スタンプを集めたあとに貰える記念品は、デスクに一つあると便利なグッズ。

4月末や5月の連休、土日のお出かけに、多摩湖線スタンプラリーへ是非お出かけください。

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西武電車(多摩湖線・山口線)のスタンプラリー実体験レビュー

それでは早速、スタンプラリーに出発してみましょう。

当日は、萩山四季の森公園に出かけていたため、萩山駅で驛印帳(スタンプシート)を手に入れました。

萩山駅では改札外にお知らせポスターが貼付されており。その下にスタンプシートが用意されていました。

スタンプシートには、多摩湖線を走る9000系や、2021年2月まで走行していた新101系が載っています。

嬉しいのは101系低運車が載っていたことでしょうか。

多摩湖線で2008年2月まで活躍した101系低運車(2007年10月撮影)

ポスターにおいても、赤電351系と共に表紙を飾っている同車。この顔に愛着を持つ鉄道マニアとして、非常に喜ばしいものでした。

”多摩湖鉄道驛印巡り” 多摩湖駅のスタンプ押印場所

萩山駅でスタンプシートを手に入れて、多摩湖線に乗車。萩山から10分弱の多摩湖駅へ向かいます。

多摩湖駅北口付近の様子

多摩湖駅のスタンプ設置個所は、北口ご案内窓口付近です。

改札から出て右手側すぐにスタンプがありました。

多摩湖駅のスタンプは351系。多摩湖線で1990年6月まで活躍した赤色の電車です。

351系の先頭車であるクモハ355が、横瀬車両基地に保存されています。

”多摩湖鉄道驛印巡り” 西武園ゆうえんち駅のスタンプ押印場所

多摩湖駅で一つ目のスタンプを押したら、山口線レオライナー(西武球場前行き)に乗ります。

一つ隣の、西武園ゆうえんち駅に着きました。

多摩湖から西武園ゆうえんちは、乗車時間も1~2分程度。あっという間に到着します。

西武園ゆうえんち駅の改札付近は、このような雰囲気。

西武園ゆうえんち駅では、お昼の時間帯(13~14時頃)に係員不在となる場合があるようです。

しかし、多摩湖鉄道驛印巡りのスタンプはご覧のように押印が可能です。
(別途”駅スタンプ”を押印したい場合は、タイミングを見計らう形になります。)

西武園ゆうえんち駅のスタンプは、お知らせポスターにおいて「あの懐かしの・・・」と目玉扱いされているスタンプ。

その正体は、ユネスコ村の蒸気機関車でした。

西武園ゆうえんち駅は、駅を出るとご覧のような風景が広がります。

「遊園地西駅」の時代とは様変わりしています。

リニューアルした西武園ゆうえんちは、多くの入園者で賑わう様子が見られました。

西武園ゆうえんち駅は双方向の電車が発着するため、乗り間違いに注意

”多摩湖鉄道驛印巡り” 国分寺駅のスタンプ押印場所

西武園ゆうえんちからは再び多摩湖行きのレオライナーに乗車します。

西武園ゆうえんち駅のホーム付近には桜が咲いていました。

多摩湖からは、再び多摩湖線に乗って国分寺を目指します。

お昼の時間帯ということで、車内も閑散とした雰囲気。

ホームドアを備える国分寺駅の多摩湖線ホーム

多摩湖から国分寺は電車で20分弱。

多摩湖線の国分寺駅では改札口が前方にあるため、先頭車は混雑します。

改札までは遠いですが、時間に余裕のある場合は最後尾がオススメ。

国分寺駅のスタンプは、国分寺線のりばの改札付近です。
(スタンプシートの設置個所には”きっぷ売り場付近”とありますが…)

以前は券売機が設置されていたスペースにスタンプが設置されています。

国分寺駅のスタンプは、”多摩湖鉄道モハ10形12号”でした。

詳しい解説が出来ず心苦しい限りですが、1930~1940年頃にかけて西武鉄道の前身である多摩湖鉄道で活躍した車両です。

”多摩湖鉄道驛印巡り” 国分寺駅で記念品を引き換え

3つのスタンプを集め終えたら、国分寺駅中央改札のオープンカウンターで記念品を受け取りましょう。

いただいた記念品は40000系車両を模したグッズでした。

こちらの40000系を模したグッズは「スマホ・ペンスタンド」として利用するもので、組み立て前は以下のような感じで配布されました。

下敷きのようなプラ素材で作られており、組み立ては非常に容易なものでした。

手前のスペースにはスマートフォン。奥側にはペンを入れて利用することが出来るようです。

利用イメージはこんな感じ。

乗車記念カードを保管するのにもピッタリ。

きっぷなど、85ミリ券、名刺サイズのカード類なども収まりそうです。

”多摩湖鉄道驛印巡り” スタンプラリーの所要時間は約1時間

国分寺駅で記念品を頂き、スタンプラリーは終了しました。

最初の萩山駅を出発したのが12時50分頃で、国分寺駅に到着したのは14時頃。

おおむね1時間ちょっとで全てのスタンプを収集することが出来ました。

スタンプシートの各種案内面
スタンプシートの押印欄は路線図風になっている

西武多摩湖線・山口線スタンプラリーをお得に回る方法

出発駅によっては、西武線1日フリーきっぷを利用した方がお得に回れる場合があります。

2022年5月8日までであれば、映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」公開記念乗車券が利用可能。(池袋駅と西武新宿駅で発売、1,500円)
https://www.seiburailway.jp/sightseeing/eventcampaigninfo/fantasticbeaststicket/

2022年4月10日までであれば、「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021」の「西武線スタンプラリー1日フリーきっぷ」が利用可能。(一部を除いた西武線各駅で発売、1,000円)
https://www.seiburailway.jp/file.jsp?news/news-release/2021/20220203_stamprally.pdf

これらのフリーきっぷは公式Twitterでも使用を推奨しています。

各駅からのスタンプラリー往復運賃の目安

主な駅からの往復運賃を紹介しますので、参考にしてください。

国分寺からスタンプラリーを開始した場合の往復運賃

1.国分寺→多摩湖IC:210円 きっぷ:210円
2.多摩湖→西武園ゆうえんちIC:147円 きっぷ:150円
3.西武園ゆうえんち→国分寺IC:210円 きっぷ:210円

合計 IC:567円 きっぷ:570円

所沢からスタンプラリーを開始した場合の往復運賃

1.所沢→西武園ゆうえんちIC:210円 きっぷ:210円
2.西武園ゆうえんち→多摩湖IC:147円 きっぷ:150円
3.多摩湖→国分寺IC:210円 きっぷ:210円
4.国分寺→所沢IC:210円 きっぷ:210円

合計 IC:777円 きっぷ:780円

西武新宿からスタンプラリーを開始した場合の往復運賃

1.西武新宿→西武園ゆうえんちIC:377円 きっぷ:380円
2.西武園ゆうえんち→多摩湖IC:147円 きっぷ:150円
3.多摩湖→国分寺IC:210円 きっぷ:210円
4.国分寺→西武新宿IC:377円 きっぷ:380円

合計 IC:1,111円 きっぷ:1,120円

池袋からスタンプラリーを開始した場合の往復運賃

1.池袋→西武園ゆうえんちIC:409円 きっぷ:410円
2.西武園ゆうえんち→多摩湖IC:147円 きっぷ:150円
3.多摩湖→国分寺IC:210円 きっぷ:210円
4.国分寺→池袋IC:409円 きっぷ:410円

合計 IC:1,175円 きっぷ:1,180円

西武多摩湖線・山口線スタンプラリーのモデルコース

西武園ゆうえんち駅には”ちゃばこ”もあります

3駅を回るスタンプラリーですが、マニアックな楽しみ方があることに気付きました。

その1:最短コース

多摩湖線は車両のカラーが複数あるのもポイント

最短でスタンプを集めるコースは、はじめに多摩湖駅と西武園ゆうえんちを回ります。

国分寺駅は、記念品の受け渡しがあるので最後に回るのが効率の良い回り方。

池袋線・西武球場前方面からであれば、西武園ゆうえんち→多摩湖→国分寺と一筆で回ることも出来ます。

その2:大回り制度活用の乗り鉄コース

複雑に入り組む西武の路線網、築堤を走る多摩湖線は国分寺線をオーバークロスする

スタンプラリーが実施されている多摩湖線界隈は、西武鉄道の路線が複雑に入り組む場所。

このため、JRで有名な「大回り乗車」が認められています。

たとえば、国分寺駅からはじめたスタンプラリーで国分寺に戻る場合も、この大回り制度を活用すれば以下のようなルートで乗車が可能です。

国分寺→多摩湖→西武園ゆうえんち→(西武球場前~西所沢~所沢~東村山)→国分寺(合計 IC:567円 きっぷ:570円)
※太字が大回り乗車

途中下車は出来ませんが、西武の大回り乗車を一緒に体験してみるのも面白そうです。

ほろ苦い風味がクセになる春菊天そば(460円)

なお、所沢駅は改札内1番ホームに「狭山そば」もあるので、大回り中でも腹ごしらえが可能です。

多摩湖線と山口線のスタンプラリーについてまとめてみた感想

”多摩湖鉄道驛印巡り”について書きました。

  • 2022年5月8日まで多摩湖線と山口線でスタンプラリーが実施されている
  • 集めるスタンプは3つでコンパクトな内容となっている
  • 大回り乗車を活用した楽しみ方もある


ということが分かりました。

初夏の多摩湖線でスタンプラリーを是非楽しんでみてください。

(合わせて読んでおきたい記事)
西武線大回りの旅【西武鉄道旅客営業規則第70条】
↑西武線線で大回りってどういうこと?という方に向けて解説してみました。

“本川越駅管区各駅めぐり”で西武線の入鋏印と途中下車印集めてみた
↑また違った雰囲気のスタンプラリーも過去にありました。(2021年3月31日で終了しています)

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