2022年6月19日、西武40000系ロングシート車40158Fの搬入が行われました。
西武鉄道は、2022年度に40000系車両を10両3編成導入することを明らかにしており、今回の40158Fはその1編成目。
2022年度初の新車回送の模様となります。
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西武専門の鉄道マニアです。
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40000系40158Fの概要
- 西武40000系電車 14本目の車両
ロングシート車(50番台)としては8本目 - 輸送日:2022年6月16日から19日
兵庫県の川崎車両から西武線小手指車両基地まで - JR線内の牽引は「EF65 2067」
40000系甲種輸送に向けた牽引車263Fの送り込み
西武鉄道の40000系は、兵庫県神戸市の川崎車両で製造され、JR線上を回送されて西武線に到着します。
JRと西武の中継地点となるのは新秋津駅。
新秋津駅から西武線小手指までの牽引車は、新101系の263Fが務めます。
- 西武線内の牽引は、新101系の編成組み換えなどを行った4両編成の263Fが担当
この263F、普段は狭山線(西所沢~西武球場前)で旅客運用もこなす2way仕様。
甲種輸送の際は、一般運用を外れ、連結器を自動連結器に交換した上で甲種輸送に充てられます。
- 普段の263Fは狭山線で運用されるが、甲種輸送の際には自連に交換されて牽引車両として活躍する
40158F甲種輸送 西武線内の回送
西武40000系は10両固定編成ですが、甲種輸送の際は5両ずつに分割して輸送されるのが特徴です。
このため、西武線内を都合2往復するような形となります。
- 午前
263F送り込み「小手指→新秋津」
263F+40000系前5両「新秋津→小手指」 - 午後
263F送り込み「小手指→新秋津」
263F+40000系後ろ5両「新秋津→小手指」
263F+40158F前5両の甲種輸送
午前の部では、飯能方5両を小手指まで輸送します。
最後尾が5号車のため、甲種輸送列車のおしりはこんな具合でちょっと不思議な感じ。
263Fを先頭にした40158Fの甲種輸送は、小手指1番線に到着。
小手指の到着番線は、ダイヤによって3番だったり1番だったりします。
午前の輸送は中間車である5号車が最後尾となるため、貫通路が見えた状態で回送されます。
263F+40158F後ろ5両の甲種輸送
午前の輸送を終えた263Fは、後半5両の輸送のため、再び新秋津へ送り込まれます。
午後の部は40658~40058の5両を小手指へ輸送します。
今度は40658号車から40058号車までを263Fで牽引。
牽引車の263Fと連結した9両編成、西武線では珍しい奇数の編成両数は甲種らしさが際立ちます。
小手指車両基地に到着した40158F
午前と午後の2部に分かれて、ようやく小手指へ到着した40158F。
沿道から眺めてみると、ピットからはみ出る形で、分割されたまま留め置かれている様子が見えました。
牽引車である263Fは基地内で入換を行っていました。
しばらく様子を見ていましたが、本日はこれにて作業終了のようです。
(32106Fの入換を担当された運転士さんの指差確認が、非常にキレのある動きだったので思わず撮影してしまいました。)
40158Fの甲種輸送についてまとめてみた感想
西武40000系40158Fの甲種輸送について書きました。
- 2022年6月19日に40000系40158Fは甲種輸送で小手指に到着した
- JR線内の牽引は「EF65 2067」
- 西武線内の牽引は263Fで、午前と午後の部で分けて行われた
- 2022年度の西武40000系は、あと2本の製造を予定している
ということが分かりました。
去年の40000系甲種輸送の様子はこちらから。
40155F甲種輸送
40156F甲種輸送
40157F甲種輸送
→甲種輸送運転時の清瀬行き臨時回送【狭山線新101系】