2021年9月19日、西武40000系 #40156F が、西武線の小手指車両基地まで甲種輸送されました。
西武線内における10両編成の輸送は、午前と午後で5両ごとに分けて行われます。
午前の部と、午後の部、それぞれの様子を紹介します。
西武40000系50番台の6本目が甲種輸送で西武線に到着
西武40000系50番台(ロングシート車)の #40156F が西武線に到着しました。
西武40000系は兵庫県の川崎重工業で製造され、JR線上を4日かけて新秋津まで輸送されます。
新秋津からは連絡線を経由して西武線所沢を経由し小手指を目指します。
牽引車はオールモーター車の263F。
普段は西武狭山線の運用に就いていますが、甲種の際には牽引役として活躍の場を移します。
甲種輸送時のみに見られる特徴的な連結面を流し撮り。
連結部のディティールを大体把握できるかしょうか。
西武線内の甲種輸送で特筆されるのは、10両編成を一度に輸送することはせず、編成を分割して2度に分けて輸送するという点です。
おそらくは有効長の関係かと思われますが、編成を分割された5両の40000系が午前と午後の2度に分けて西武線内を走行します。
所沢駅を出発する40156Fの甲種輸送列車
当日は、狭山線で運転されていた247F(赤電カラー)が西所沢から清瀬まで臨時回送されており、同車が所沢駅を通過してすぐのタイミングで、甲種は小手指に向けて所沢を出発しました。
→西武新101系赤電247F 狭山線運用後の清瀬行き回送
午後の部の輸送に備え新秋津へ向かう263F
飯能方5両の輸送後は、残り5両の輸送を行います。
小手指車両基地まで、前半5両の輸送を終えた263Fが新秋津へ再び向かうこととなります。
西武40000系 40156F池袋方5両の甲種輸送列車
午前の部とは異なり、午後の部では40000系の顔が最後部に変わります。
所沢陸橋からは、ちょうど9両分が入る様子をカメラに収めることが出来ました。
甲種輸送列車は、この後も午前の部と同様に小手指まで運転されています。
小手指車両基地では先に輸送されている飯能方5両と連結して10両編成を組成し、本線での試運転に備えるものと見られます。
西武40000系について
西武40000系はロングシートとクロスシートを切り替えられる車両として、2017年3月にデビューした西武鉄道の車両です。
池袋線系統では「S-TRAIN」、新宿線系統では「拝島ライナー」として、それぞれ座席指定列車に充当しています。
いずれの座席指定列車も、クロスシートで運行されています。
座席指定列車の運転時間以外などでは、ロングシートの一般列車として運転されています。
2019年度からは、ロングシート固定となる50番台の編成も登場しており、急行電車やFライナーなどの地下鉄直通運用で活躍する姿が見られます。
2021年9月現在の運用は以下の通りです。
40101F~40106F 6編成60両【ロング・クロス切り替え可能】
池袋線系統(S-TRAIN):40101F・40102F・40104F・40105F
新宿線系統(拝島ライナー):40103F・40106F
40151F~40155F 5編成50両【ロング固定】
池袋線系統:40151F~40155F
西武40000系甲種輸送日付一覧(西武線到着日)
40101F 2016/9/11
40102F 2016/11/13
40103F 2017/10/15
40104F 2017/11/12
40105F 2018/1/28
40106F 2018/2/18
40151F 2019/12/15
40152F 2020/1/26
40153F 2020/8/23
40154F 2020/11/1
40155F 2021/6/13
40156F 2021/9/19
西武鉄道向け新型通勤車両80両を初受注[川崎重工公式リリース 2015/8/24]
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