1992年の登場から、おおよそ30年が経過した西武6000系。
2020年現在も地下鉄直通の主力車両として活躍しています。
2006年からは、副都心線開業と将来の東横線・みなとみらい線直通に向けて
副都心線対応工事が進められることとなりました。
今回は、2006年の改造第一編成の6103Fの様子を紹介します。
6103F試運転【一昔前の秋津4号の様子】
所沢~秋津を走行する列車と試運転の6103F
3ドアの下り快急が下っていきます。
3ドアへのスカート取り付けは2005年3月の3000系3011Fから始まっており
各編成に波及していきました。
上っていくのは6103F試運転。
運番表示もなく、すっきりとした「試運転」の表示が際立ちます。
上で紹介した快急の折り返しでしょうか、3ドア10両が上っていきました。
スカート取り付けは3000系・301系には積極的に取り付けられていきましたが
2連のスカート取り付けは、なかなか進みませんでした。
2連へのスカート取り付けは269Fと295Fの2編成に留まっていたかと思います。
逆に305Fについては、8連でしたがスカートは取り付けられず、廃車までオリジナルに近い外観を保っていました。
6000系と20000系も、当時としては、非常にスタンダードな姿。
6117Fについてはステンレス車のラストナンバー。
20106Fは、池袋線に投入された第二陣の20000系10両編成。
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20101F…1999年度新製新宿線配置
20102F~20104F…2002年度新製池袋線配置
20105F・20106F…2003年度新製池袋線配置
20107F…2004年度新製池袋線配置
20108F…2005年度新製池袋線配置
こんな具合だったかと思います。
この20000系10連の投入で、最後まで残っていた本線の101系低運車が置き換えられていきました。
- 新製した車両の無い2006年・2007年 20000系投入も2005年8月でひと段落しており、2008年1月の38101Fまで新製車両の甲種輸送が無くなりました。
概ね2年半ほど、新車の甲種輸送がなかったということになります。
(HD制に移行など、経営体制的にも西武グループが大変な時期でした。)
※関係性の有無は外から判断できるものではありませんが、参考までに
いつの間にか超有名撮影スポットへと変貌した秋津4号ですが
当時は、そこまで撮影者が集まる場所ではありませんでした。
この6000系試運転についても、特段の混雑や、撮影地の融通などは印象にありません。
小手指へ入庫する試運転の6103F
前段で紹介しました秋津4号の通過時刻は14:57でした。
そして、こちらに掲載するのは小手指に入庫する様子ですが、時刻は15:50のようです。
間の記録がなく、当時の記憶もなく、飯能折り返し小手指止まりだったのでしょうか。
ただ、小手指3番に到着していることから飯能折り返しのセンは薄そうです。
となると、狭山線でしょうか。
まったく思い出せないのが惜しいところです。
6103F試運転【一昔前の秋津4号の様子】のまとめ
- 副都心線対応工事を終えた初の6000系6103Fが、試運転で池袋線を走行した
- 地下鉄線への試運転はまだ行われておらず、西武線内のみで試運転を行った