1992年の登場から、おおよそ30年が経過した西武6000系。
2020年現在も地下鉄直通の主力車両として活躍しています。
2006年からは、副都心線開業と将来の東横線・みなとみらい線直通に向けて
副都心線対応工事が進められることとなりました。
今回は、2006年の改造第一編成の6103Fの様子を紹介します。
銀顔6103Fの出場【深夜の臨時回送】
2006/10/22終電後 玉川上水を出場した銀顔の6103F
2006年当時の6000系は、6101F~6107Fが新宿線所属、
6108F~6117Fと6151F~6158Fが池袋線に所属していました。
改造の順序としては、新宿線に所属する初期車(6101F・6102F)を除いた
5編成(6103F~6107F)から進められており、玉川上水車両基地内での施工となっています。
- 副都心線改造工事は、全ての編成が玉川上水車両基地施工となっています
6101Fと6102Fを除くと、最も若い番号である6103Fから改造は行われました。
さて、その様相ですが、極めて短期間ながら
今では見慣れた姿と、ちょっとだけ違いのある姿となっていました。
前面が白色化されておらず、シルバーのまま銀顔を維持しての出場だったのです。
当時、前面の白色化など知る由もなく
このような判別の難しい記録のみとなってしまい、非常に悔しい思いが募ります。
2006/11/7 小手指車両基地 前面白色化の6103F
玉川上水の出場回送から2週間強が経過した小手指車両基地の様子です。
そこには、前面が白色化された6103Fの姿がありました。
当時としては全く先が読めず、「白色化??」と頭をひねっておりましたが
これ以降、6000系の前面は6101Fと6102Fを除き、
全ての編成が白色化されることとなります。
2007/1/19には改造2編成目の6107Fが玉川上水を出場しますが、
こちらは出場時から白色化されています。
したがって、銀顔でのフルカラーLEDの外観は
極めて短期間にしか見られなかった過渡期の姿ということになります。
銀顔6103Fの出場【深夜の臨時回送】のまとめ
- 副都心線対応工事を終えた6103Fが玉川上水を出場する際は銀顔のままだった
- 玉川上水~田無?~所沢1番~小手指と、終電後に回送された
- 白色化は小手指車両基地にて施工された
- 改造2編成目の6107Fは出場当初から白色化されていた
関連記事