西武鉄道と西武バスは、2023年11月17日に武蔵丘車両基地で車両の撮影会を開催しました。
西武鉄道の撮影エリアでは、4000系電車3本と、レストラン列車の「西武 旅するレストラン『52席の至福』」の4並びが展開されました。
西武バスの撮影エリアには、3扉車である「A7-403号車」と、「A9-375号車」が展示されました。
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趣味:西武線の写真をブログにまとめること
「西武鉄道4000系・西武バス3扉車」撮影会の概要
「西武鉄道4000系・西武バス3扉車」撮影会
4000系&西武バス3扉車撮影会の当日レポート
「西武鉄道4000系・西武バス3扉車」撮影会当日のレポートを、受付の場面から時系列で紹介します。
前日の夜遅くから雨が降り続いており、会場へ11時ころに到着した際も雨脚は強いままでした。
受付の横断幕と入場時に配布された物品一覧
入場の前に、まずは受付を済ませます。
決済はオンラインで済ませてあるので、当日の受付は非常にスムーズです。
普段は閉ざされている門扉も、今日ばかりは開放されており、左手に停車している西武バスの「A7-403号車」に向かいます。
雨脚が強いため、撮影会の開始まではバス車内を待合スペースとして開放してくれました。
こちらは、受付時に参加者へ配布されたものです。
中には当日の案内が入っていました。
まずは4000系の撮影を行い、その後に西武バスの撮影会に移ります。
今回のイベント運営は、飯能乗務所の皆さんが企画されているようです。
フリクションの蛍光マーカーも入っていました。
2000系にならって、黄色のマーカーであるところがいい感じです。
参加証はこんな感じでした。
前半:西武鉄道4000系撮影会
スタッフさんの誘導で、撮影スポットまでやってきました。
あいかわらず雨脚は強く、足もとは非常に滑りやすい状況でした。
第一弾 | 4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F |
種別・行先 | 52席の至福 | 快速急行長瀞・三峰口 | 各停長瀞 | 各停三峰口 |
第一弾の幕は、西武線から秩父鉄道へ直通する行き先を表示していました。
スタッフさんも雨対策で完全防備。
幕回しに奔走してくださいました。
第二弾 | 4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F |
種別・行先 | 52席の至福 | 各停飯能 | 各停吾野 | 各停西武秩父 |
そして程なくして幕回し。
第二弾は西武線内でも頻繁に見られる、現行の行き先表示となりました。
見慣れた表示には安心感すら覚えます。
第三弾 | 4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F |
種別・行先 | 52席の至福 | 各停秩父 | 各停御花畑 | 各停影森 |
第三段の行き先表示は、秩父鉄道線内で見られる行き先表示となりました。
なかなか見かける機会は少ない姿です。
第四弾 | 4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F |
種別・行先 | 52席の至福 | 急行長瀞 | 急行池袋 | 快速急行池袋 |
第四弾も、秩父鉄道直通の優等列車で見られる表示が並びました。
4000系による上りの池袋行き優等列車については、2020年3月ダイヤ改正で廃止されており、久しぶりの姿。
第五弾 | 4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F |
種別・行先 | 52席の至福 | 準急小手指 | 各停横瀬 | 快速急行西武秩父 |
バリエーションの豊富な行き先表示となりました。
4015Fの表示する快速急行西武秩父行きは、色や形は違えど往年の雰囲気が漂います。
第六弾 | 4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F |
種別・行先 | 団体専用 | 快速西武球場前 | 通勤準急池袋 | 通勤急行池袋 |
快速と通勤種別が表示されました。
その昔に、快速西武球場前行きは臨時列車として4000系の充当実績があったものと記憶しています。
雨脚も落ち着いてきたので、各編成を個別に撮影してみます。
こちらは通勤急行表示の4015F。
左は通勤準急表示の4005F。
4000系の通勤系の種別充当は、さすがに実績はないものと思います。
52席の至福で固定表示だった4009Fも、ここにきて「団体専用」に幕が変わりました。
第七弾 | 4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F |
種別・行先 | 試運転 | 各停武蔵丘 | 各停武蔵丘 | 各停武蔵丘 |
最後の表示は、武蔵丘車両基地での撮影ということで「各停武蔵丘」で揃えることとなりました。
4009Fには武蔵丘幕はないため、「おなじく3文字である試運転を表示しました」と説明がありました。
この頃には雨もほぼ止んでおり、落ち着いて撮影に臨むことが出来ました。
各停武蔵丘で同じ表示が並ぶ姿は圧巻です。
あっという間の4000系撮影タイムでした。
ふたたびスタッフさんの誘導で、車両基地の入り口に戻ります。
側道からは、このようにキレイな4並びを撮影することも出来ました。
なお、撮影会における幕回しをまとめると、以下のような具合となります。
4009F(52型) | 4013F | 4005F | 4015F | |
第一弾 | 52席の至福 | 快速急行長瀞・三峰口 | 各停長瀞 | 各停三峰口 |
第二弾 | 52席の至福 | 各停飯能 | 各停吾野 | 各停西武秩父 |
第三弾 | 52席の至福 | 各停秩父 | 各停御花畑 | 各停影森 |
第四弾 | 52席の至福 | 急行長瀞 | 急行池袋 | 快速急行池袋 |
第五弾 | 52席の至福 | 準急小手指 | 各停横瀬 | 快速急行西武秩父 |
第六弾 | 団体専用 | 快速西武球場前 | 通勤準急池袋 | 通勤急行池袋 |
第七弾 | 試運転 | 各停武蔵丘 | 各停武蔵丘 | 各停武蔵丘 |
後半:西武バス3扉車A7-403号車撮影会
西武バスの撮影会が始まる頃には、雨はほとんどやんでいました。
あまりバスには詳しくないのですが、レポートしてみます。
まずは3扉車の引きの撮影から。
バス撮影会のお決まりなのかは存じ上げませんが「引きで撮影」→「寄りで撮影」という具合に、参加者の立ち位置を時間によって区切っていました。
営業の4000系も脇をかすめて通過するので、バスが停車する風景も相まって賑やかな光景です。
西武バスの方からは、3扉車であるA7-403号車の他、A9-375号車も展示されていました。
社号から、2019年導入の車かと思っていましたが、2009年導入のようです。
こちらは、西武・電車フェスタを表示していました。
雨が上がった水たまりに、笹カラーが反射。
西武バスの本社員さんは5名ほどがお見えになっていました。
車体をきれいに磨き上げる姿が、非常に印象的でした。
3扉車A7-403号車は保谷駅に行き先表示をチェンジ。
いつしか完全に雨は上がり、遠くには青空も見えてきました。
A7-403号車の手間にある水たまりで、水鏡を狙ってみました。
ふたたびA9-375号車に目を移すと、「伊佐沼花火会場」を表示。
花火の部分がアニメーションになっており、芸が細かいものだと感心してしまいました。
「西武線代行」も表示していました。
2016年の多摩湖線不通時のいろいろを思い出してしまいます。
あの当時は、本体、観光、企画と、バスグループ総力結集での代行輸送でした。
A7-403号車は都民農園セコニック表示。
どことなく響きが面白い感じの行き先です。
A9-375号車は急行西武秩父駅行き。
これは4000系電車でも表示しそうな行き先です。
バスは詳しくないものですが、こちらの「バス共通カード」の表記には、遠い記憶を思い出してしまいました。
調べてみると、バス共通カードは2010年10月をもって取り扱いを終了していたようです。
西武バスの3扉車は、分かる人が見ればニヤリとできる要素が、いろいろ詰まっているのだと感じました。
番外編:西武バス撮影エリアから見える西武線
西武バスの撮影エリアでしたが、後ろを振り返ると西武線を見ることも出来ました。
新鮮なアングルでの特急ラビュー。
保線車も間近に見ることが出来ました。
この界隈は、E31形電気機関車が現役のときに立ち入ってみたかったものです。
スタッフの皆さまと、西武バス3扉車、4000系。
笹カラーとライオンズカラーは、令和の時代も健在です。
さて、バスには詳しくないので、後半は退屈してしまうかと思いましたが、あっという間に時間は過ぎ去っていきました。
これにて会場を後にすることにします。
帰路に向けて歩き始めると、次のグループの方が受付を行っている様子が目に入りました。
まとめ:西武鉄道&西武バスのコラボ撮影会 新鮮な雰囲気で面白い
西武鉄道4000系と西武バス3扉車コラボ撮影会について書きました。
この記事をまとめると、こんな感じです。
- 2023年11月17日(金)に西鉄鉄道と西武バスのコラボ撮影会が行われた
- 西武鉄道は52席の至福を含む4000系4編成を並べた撮影会が行われた
- 西武バスは3扉車のA7-403号車と、A9-375号車が展示された
お天気だけが残念でしたが、鉄道とバスのコラボ撮影もなかなか面白いなと感じました。
今度は、鉄道とバスを別々ではなく、横並びにした撮影会があると、もっと盛り上がるかもしれません。