9104F10両編成が横瀬へ回送【入換も解説します】

2021年2月24日、西武9000系の最後の10両編成である9104Fが横瀬へ回送されました。
横瀬到着後には、中間車6両を抜き取り4両編成を組成する姿が見られました。
ワンマン化対応の上、多摩湖線向けに転用されるものと見られます。

記事内では、横瀬までの回送の模様と、横瀬到着後の入れ換えの流れを詳説します。

武蔵丘信号場を西武秩父線方面に出発する9104F

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
検修場手前から信号場へ入れ換え中の9104F
9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
9000系が下り方へ出発する姿は、限られた機会にしか見られない

回送当日の2021年2月24日、9104Fは朝の不定期回送で小手指から武蔵丘まで送り込まれています。
9104Fは2月21日の営業運行を最後に、小手指車両基地で留置されている姿が多数目撃されていました。

  • 武蔵丘の出発はお昼過ぎになってからでした。
    出発までの数時間、9104Fは武蔵丘車両検修場の手前で留置されていたようです。


武蔵横手駅に停車する9104FとLaview001系G編成

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
素朴な山あいの駅といった印象の武蔵横手
9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
9104Fは武蔵横手で上りの「ちちぶ」号と交換

9104Fの横瀬行きについては臨時の回送電車のため、各駅で停車する場面も見受けられました。

武蔵横手駅では、上りの「ちちぶ」号001-G1Fと交換を行っています。

西武秩父線を回送中の9104F【最後の10両9000系】

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
9104Fの回送当日は快晴に恵まれた

9000系最後の10両編成ということもあって、ファンからの注目も高かった9104F。
10両編成の活躍末期には、所沢駅のホームドア輸送列車に抜擢されることもありました。

SSK

普段は山岳区間に姿を見せない9000系ですが、力不足を感じることもなく軽やかに上っていきました。

生川橋梁を渡る9000系9104F

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
西武秩父線での10両編成は見ごたえ十分

終着駅の横瀬を目前に控えた9104Fが、生川橋梁を通過します。
多くの場合、4両や8両の電車が行き交う区間ですので、やはり10両を全て収めようとすると非常に編成が長く感じます。

横瀬駅10番で入換を行う9104F

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
24mm広角、10両中8両までを収めることが出来た

横瀬駅到着後は、すぐに入換が行われました。
西武秩父方の引き上げ線である10番線へ進出したのち、折り返して横瀬駅側の留置線である11番線へ向かいます。

11番到着を持って自走は終了となり、9104Fはパンタを下げます。

  • ここからは、横瀬車両基地に常駐するアントとD16が9104Fの牽引役となります。


横瀬車両基地内で入換を行う9104F

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
アントの牽引によって3番に入線する9104F10両

11番到着後は、9104Fの飯能方にアントを連結して、車両基地内3番の中ほどまで進みます。

となりの2番には、同じく入れ換え用のD16が待機中。
アントと9104Fが3番へ入ると空いた11番へD16が入換を開始します。
D16は11番から折り返して3番へ向かい、9104Fの西武秩父方先頭車と連結。

3番において、上り方から「アント-9104F-D16」の順で組成され、再び駅側の11番へ入れ換えます。

編成を2両と8両に分割した9104F

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
編成を2両と8両に分割した9104F

11番からは折り返して、ひとつ山側の4番へ入ります。
「アント-9104-9204(2両)」と「9304~9004(8両)-D16」に切り離して、後者を11番~3番へ再度入れ換え。

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
分割された8両は、D16の推進運転で再び3番のストップ方まで進む

8両の9000系(9304~9004号車)とD16が3番に収まったところで、さらに9000系の編成を分割します。

「9304~9804(6両)」と「9904-9004(2両)-D16」に切り離して、後者を11番~4番に入換を行います。

横瀬駅側から見た9104Fの入換作業

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
場所を変えて横瀬車両基地の入れ換えを観察する

4番では先に切り離された飯能方2両とアントが待機しています。
ここに、11番から折り返してきた9904号車と9004号車を押し込んで、4両編成を組成します。

最終的に、9104Fの編成は以下のような配置で入換を終えました。

  • [4番]アント-9104-9204-9904-9004-D16
  • [3番]9304-9404-9504-9604-9704-9804

9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
D16が電車を牽引する姿は、横瀬イベントを彷彿とさせる
9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
4両編成を組成した9104F(右)と、廃車となる6両の中間車(左)
9104F10両編成が横瀬へ回送【西武9000系4両編成ワンマン化】
横瀬車両基地の脇を走り去る4007Fによる上り各停

通例ですと、短縮された4両編成は263Fの牽引によって横瀬から武蔵丘まで回送される姿を見ることが出来ます。
残された中間6両は廃車となり、トラックによる陸送が行われます。

おおよそ2年ほど続いた9000系のワンマン4両化も、いよいよ最後の編成となりました。
武蔵丘車両検修場に入場中の9103Fと、当記事で紹介した9104Fを持って、一連の4連化も一区切りとなりそうです

9000系4連化に伴う動きの一覧はこちらから

「9104F10両編成が横瀬へ回送【入換も解説します】」の動画

まとめ:最後の9000系10両編成が消滅した→9104Fは4両になって、おそらく多摩湖線へ

  • 2021年2月24日、最後の10両編成の9000系9104Fが小手指から横瀬へ回送された
  • 小手指から武蔵丘は午前中、武蔵丘から横瀬は午後に回送された
  • 横瀬到着後は中間6両を抜き取り、4両に組成を組み替える様子が見られた
  • 一連の流れから察するに、多摩湖線投入に向けてワンマン対応されるものと見られる

まとめ:西武9000系2021年2月25日現在の概況

  • 9101F…廃車
  • 9102F…4両化の上、多摩湖線で営業運行中(2021/1~)
  • 9103F…4連化の上、武蔵丘車両検修場に入場中(2020/12~)
  • 9104F…2021/2/24横瀬へ回送(10両編成の9000系が消滅)
  • 9105F…4両化の上、多摩湖線で営業運行中(2020/11~)
  • 9106F…廃車
  • 9107F…廃車
  • 9108F…4両化の上、多摩湖線で営業運行中(2020/10~)

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この記事を書いた人

SSK
SSK【西武線に対する趣味的理解が深まるブログをお届けします】
34歳の電車好き。
西武線の撮り鉄歴は20年以上。東京生まれの埼玉県民。(西武沿線から離れられません)
なぜか既婚者、二児の父です。鉄道会社とバス会社で勤務経験アリ。ホームページ・ブログ運営は15年以上。西武線で団臨を走らせたことがあります。
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