中編です。
263F 登場前後のヒストリー 前編
263F 登場前後のヒストリー 中編
263F 登場前後のヒストリー 後編
2007年11月半ばの入場から4カ月ほど、
年度末終盤のタイミングで、263Fは出場しました。
当時は多摩湖線101系も黄色ばかりの時代だったので
西武イエローに希少さは無く、
シングルアーム前パンの出で立ちが、特に新鮮でありました。
出場後は、多摩湖線での運用に就くこととなります。
※今、気付きましたが
2008年2月に多摩湖線の225Fが運用を外れて以来、
2カ月ほどは多摩湖線は予備無し?だったのでしょうか。
さて、多摩湖線での運用に就いた263Fですが
程なくして、E31形と連結して
何やら色々と確認をしている様子がありました。
4月17日には、この連結試験?の為に
E31形が玉川上水へ送り込まれています。
E31形の送り込み翌日、玉川上水のピット裏側にて
263Fと対面する姿です。
よくよく見ればE31形は自連、
263Fは密連なので、連結はするはずもないのですが
どうも、何でしょうか、ホースを繋いで
何かの確認を行っているようでした。
詳しいことは抜きにしても
牽引する車の新旧バトンタッチのようで
時間が経過した今になって見ても、
正に変遷のタイミングだったのだなと感じます。
個人的にはE31形に思い入れがあり
263Fの登場は複雑なところもあったのですが
甲種輸送にて263Fが牽引役をこなすのは
直近の話ではなく、約2年後のことでした。
※2010年引退となるE31形の活躍は
工臨の運転こそまばらになったものの
3重連や新101系譲渡に伴う方転や甲種輸送と
それはバラエティーに富んだ期間でもありました。
◇
1年ほどは特に動きの無かった(と思われる)263Fでしたが、
2009年5月、20151Fを牽引して所沢から小手指を往復する
深夜の試運転?がありました。
手元の写真によると、
5月24・25・26日の終電後に
いずれも運転されたようで、この日以外にも運転があったかは
ちょっと記憶にも曖昧です。
記事中では、日付は無視して、
小手指→所沢→小手指の運転時系列順で掲載します。
小手指駅を1:30頃に出発しているようで
駅構内にはもちろん入れず、
各種の記録からは、沿線からどうやって撮影しようかと
苦悩したような記録が散見されます。
当時は、デジタル一眼でもISO800や1600が限界の頃でした。
20000系がこうして黄色い電車にけん引される姿というのも
どこか物珍しい感じもありますが
2012年の2月には、2501F+20156Fなんてのもありました。
さて、牽引で小手指から所沢を往復となると
どんな動きをして263Fを付け替えるのか興味深いところですが
その模様を紹介します。
答えは簡単なものでして
6番到着後に20151Fを解結し
新秋津短絡線上にてエンド交換を行いまして
所沢5番を通過します。
今思えば、短絡線から5番に入る姿は
何らかの形で記録に残しておくべきでありました。
そして池袋線下り本線上で再びエンド交換を実施し、6番へ。
連結後、小手指へ
向けて出発となります。
所沢の出発はExif情報によると、各日とも3:00丁度頃だったようです。
◇
枚数が多くなってしまったので後編に続きます。
後編では、初の甲種輸送担当となった217F牽引の姿や
その後の甲種輸送の姿を紹介したいと思います。
この記事を書いた人

- 【西武線に対する趣味的理解が深まるブログをお届けします】
- 西武鉄道の写真を趣味で撮影する東京生まれの埼玉県民。
西武線の撮影実績(写真在庫)は20年以上・10万枚以上。
ホームページ・ブログも15年以上運営しています。
(子どもと電車を眺めているのが最近の専らです…)詳細なプロフィールはこちら
最新の投稿
- 2021.01.232021年【西武線内日中走行】245F西武多摩川線甲種輸送【その理由と仮説】
- 2021.01.22試運転西武線のハンドル訓練を振り返る【その1/東京メトロ10000系】
- 2021.01.212021年17000系西武線内ハンドル訓練【2021/1/20】
- 2021.01.162021年2021/1/14 17000系西武線内試運転【新型車両/初の日中走行】