2022年4月26日をもって引退する西武2000系2007F。いよいよ最後のツアー列車が運転されることとなりましたので、その模様をレポートします。
- 2007Fは西武2000系最後の8両編成
- 2022年4月下旬に引退することが公表済み
- 引退にともなう装飾は2022年3月29日から4月下旬まで実施
- 最後のツアー列車は、新所沢発横瀬行きで運転
南入曽車両基地を出庫して新所沢駅に到着する2007F
今回運転される2007Fのツアー列車は都合3回目となります。
1度目は、2022年1月22日。(西武球場前・池袋行き)
2度目は、2022年4月24日。(芦ヶ久保・拝島行き)
いずれのツアーも池袋駅に入線していることが特筆されますが、今回のツアー列車では池袋に入線することはありませんでした。
2022年4月26日運転 ありがとう2007Fツアー列車
- 南入曽~新所沢~所沢~飯能~横瀬
- ツアー客乗車は新所沢から横瀬まで
新所沢駅では、2007Fは客扱いのため一旦停車。(右側)
その横に着発する上りの急行電車は、同じく2000系電車による運転で並びが実現しました。
吾野駅に到着する2007Fツアー列車
ツアー列車は新所沢を出発し、仏子中線などを経由しながら西武秩父線横瀬駅を目指します。
途中、吾野駅ではホームの無い側線(吾野3番)に着発する様子が見られました。
吾野駅は池袋線の終着駅。ここから横瀬までは西武秩父線の線路を走ります。
2007Fの両先頭車には、前面展望撮影用と思われるカメラが設置されていました。
吾野駅では5分ほどの停車時間。
4000系の上り各停と交換する様子が見られました。
当日は芝桜の多客輸送に対応するため、日中の各停も8連で運用されていました。
横瀬に到着した2007Fツアー列車
横瀬に到着後は、3番10番11番と入換を行った2007F。
今回は参加者に向けた撮影会イベントも実施されるため、11番線の更に奥まで進む様子も見られました。
モハ2107・モハ2307のパンタは下降させて、モハ2207のパンタ1基で自走する珍しい姿。
横瀬駅ホームでは、ツアー参加者とそれ以外の撮影者で動線を分けるよう仕切りが設けられていました。
横瀬駅前の広場には、クハ2007を模したモックアップも設置されていました。
さようなら2007Fツアー列車についてまとめてみた感想
2007F最後のツアー列車について書きました。
- 2022年4月26日の横瀬行きツアー列車を持って2007Fは引退した
- ツアー列車は廃車回送を兼ねたものだった
- 撮影会後の2007Fに動きは見られず、解体されるものと思われる
ということが分かりました。
「最後の幕車8連」ということで、非常に人気の高かった2007Fがついに引退となりました。
今後、残る2000系は2連と6連のみ。2000系の活躍も晩年に差し掛かったと見て間違いなさそうです。
↓過去の2007Fツアー列車についてはこちらから。
2007F引退ツアー列車(芦ヶ久保・拝島行き)撮影レポ
沿線撮影レポ”西武2000系2007F撮影会ツアーに伴う臨時列車”