2010年の雪は4月になっても降ったようです。
今回の記事で紹介する3月の雪も同様ですが、随分と遅くまで寒さが残っていたのでしょう。
2010年の時代背景としては…
E31形電気機関車の引退、
中央線高架化工事の武蔵境渡り線工事完了に伴う、多摩川線甲種の再開、
最後まで残った多摩川線101系低運転台車の廃車、
3000系の6連化、などが主なトピックだったように思います。
雪の西武線【パンタグラフにスパーク発生】
雪の舞う白糸台を出発する101系低運転台車
2日前の3月7日には、多摩川線の甲種輸送が再開。
217Fが廃車の為、本線に戻ってきており
最後まで残っていた低運車の4編成は、終焉に向けての雰囲気が漂い始めていました。
最後の機会となってもおかしくない低運車と雪の光景は
やはりカメラに収めておきたいもの。
短い時間ながらも多摩川線に訪れて、その姿を記録していました。
雪の舞う東村山~小川を走る2000系電車
東村山に戻っても、雪の勢いはそのままでした。
とても3月とは思えない降雪の中、国分寺線では2000系6連の往復する姿が見られました。
パンタグラフのスパークが発生した2000系
撮影地の目前では、架線のつなぎ目でもあったのでしょうか
頻繁にスパークが発生していました。
通常時には、特に目立ってスパークが発生する場所でもないので
着雪によって一時的にパンタと架線が離線(雪が間に挟まる?)していた、
ということなのかもしれません。
積雪の小手指車両基地
本線に戻ってきていた217Fの姿も気になり、小手指にも訪れていたようです。
この頃には、雪は小康状態となっており
積もった雪のディティールが、より分かりやすく写真に写ります。
217Fについては本線への甲種輸送から2日が経過していますが、甲種の装備を解かれていません。
この月の下旬にはE31形さよならイベントの被牽引車として、同機関車とともに横瀬へ向かうこととなりますが
「牽引される」ことが予定されていた為、と説明することも出来そうです。
(諸々、細かい作法も含めると、厳密にはそのままではないのかもしれません)
雪の西武線【パンタグラフにスパーク発生】のまとめ
- 2010年は3月と4月に雪が降り、春になっても寒さが継続していた
- 多摩川線に残る101系低運車と、雪との組み合わせが見られた
- 国分寺線では雪の影響か、特定の箇所で頻繁にスパークが発生していた
- 小手指車両基地では217Fが雪をかぶって留置される姿が見られた
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