2008/2/3 西武多摩湖線の225Fその7【降雪→さよならイベント中止】

西武多摩湖線で運用されていた225Fの姿を紹介します。

西武鉄道101系電車は、1969年(昭和44)年に登場した電車で、
101系(低運転台車)と新101系(高運転台車)に大別されます。

101系低運転台車(低運車)の本線運用は、2004年12月限りで終えており
その後は、多摩湖線と多摩川線において4両×5編成の20両が
ワンマン対応編成として最後の活躍を続けていました。

    2004年12月までの101系低運車配置一覧
    • 池袋線…193F・197F(ワンマン非対応、本線運用)
    • 新宿線…175F・191F(ワンマン非対応、本線運用)
    • 多摩湖線…225F(ワンマン対応)
    • 多摩川線…217F・219F・221F・223F(ワンマン対応)
    2005年1月以降の101系低運車配置一覧
    • 多摩湖線…225F(ワンマン対応)
    • 多摩川線…217F・219F・221F・223F(ワンマン対応)


この時期は、中央線高架化工事(武蔵境駅での連絡線使用不可)の為
多摩湖線の車両と多摩川線の車両を定期的に入れ替える事が出来ず

2003年3月の輸送(223F多摩川線へ、225F多摩湖線へ)を最後に休止しており、
2010年3月の輸送(247F多摩川線へ、217F廃車の為本線へ)の再開まで

両線で稼働する編成は固定されたままでした。



2010年以降、247F・249F・251F・253Fのワンマン化改造により
多摩川線の101系低運車4編成は順次廃車となり、置き換えられることになります。



多摩川線に残る4編成より一足早い2008年2月、
225Fは引退することになりました。

225Fの廃車により、多摩湖線の編成数はマイナス1となりますが、
約2か月後の2008年3月には263Fが武蔵丘を出場(編成組み換え・改番)しており
多摩湖線のマイナス1編成の穴を埋めています。

263Fについては下記リンクからどうぞ。

西武多摩湖線の225Fその7【降雪→さよならイベント中止】

玉川上水車両基地での西武101系225F

玉川上水ピット内の225F

以前の記事で告知ポスターを紹介した通り、
2008年2月3日は225Fのさよならイベント列車が運転される日でした。



連結器カバーを付けた新2000系など

連結器にカバーを付けた新2000系2517F
玉川上水に向かう20106F下り急行

しかしながら、当日の関東地方は降雪により広い範囲で積雪となっており、
ご覧の通り、玉川上水周辺でも降雪が見られ、交通機関にも乱れが発生していました。

各地に目を向けると、催事の中止や負傷者も発生する等、混乱の様子が見受けられます。
このような状況下で、225Fのさよならイベントは当日を迎えることとなります。

以下に当時の参考資料を載せておきます。

当日の所沢の観測記録を見ると
日中の気温は1度に届かないほどの冷え込みとなっており
この日の天候と冷え込みが、いかに厳しいものであったかを感じます。

雪の昭和病院カーブを往来する西武線

20155F
6102F

結論から申し上げますと、表題の通りとなりますが
雪の影響を受けイベント自体が中止(開催見合わせ、振替日無し)となりました。

非常に残念な結果となりましたが、
当日は雪の影響によりダイヤが乱れ、特急電車も運休していました。

このような環境下で、鉄道会社が自ら需要を生み出すイベントを主催することは得策とは言えません。
更なる混乱を招きかねないことや、参加者の安全性は勿論、
イベント進行の体制を鑑みれば当然の判断だったと今でも思います。
(もちろん悔しい思いが第一にはあるのですが)

ちなみに、以前の記事内で紹介したポスターには

    グッズ販売

    販売日時 2月3日 11時~14時
    販売場所 西武遊園地駅前広場
    販売グッズ 限定101系ピンバッチ(500個)・路線図・下敷き・タオルなど

といった記載が見受けられます。

現地を見たわけではなく、断定できるものでもないのですが
このグッズ販売についても中止されているはずであり
用意されていたグッズは行き場を失っているのではないかと考えてしまいます。

(その後のイベント等で販売をしたのかもしれません)


225Fの臨時回送 玉川上水→南入曽

イベント中止発表後、小平→花小金井を上る225F臨時回送

当日、私は出庫前の225Fを観察しに玉川上水を訪れていたようです。
待てども出庫の気配が無い中、イベント中止の報せを受けたのでしょうか。

そんな最中でしたが、玉川上水から南入曽の回送電車は運転されました。
これは、翌日に横瀬までの廃車回送を控えていたための車両運用であり
どうしても、この日のうちに南入曽まで送る必要があったのでしょう。

久米川→東村山 南入曽へ向かう225F

当日の本来の運行予定はどのようなものだったのでしょうか。
今となっては、このイベントの存在そのものがミステリーとなっており、
大雪の印象的な記憶とも相まって、思い出す機会の多い一日の記憶となっています。

225Fについては、さよならヘッドマークを取り付けて営業に入った期間も非常に短く、
更にはさよならイベントも中止となっています。

しかしながら、今回のイベントに対する力の入れ具合からも分かる通り
決して残念な幕切れではなかったと感じます。


新101系多摩湖線引退時には、ミステリー列車運転を

以上のような経緯を経まして、
新101系多摩湖線引退」のタイミングには
さよならミステリー列車の企画が持ち上がらないかな、などと期待してしまうものです。

いわゆる「中の人」に、この願いが通じてしまったら、諸手を挙げて喜ぶ次第であります。

  • 9000系導入により、去就の注目される多摩湖線新101系
    引退の際には、225Fさよなら運転中止のリベンジとして
    さよならイベント・ミステリー列車の運転はいかがでしょうか



西武多摩湖線の225Fその7【降雪→さよならイベント中止】のまとめ

  • 2008/2/3の225Fさよならイベントは降雪の影響で中止となった
  • 225Fはイベント中止の決定後、玉川上水→南入曽で回送された
  • 翌日2008/2/4には、横瀬へ廃車回送されている
  • 多摩湖線新101系引退時には、中止のリベンジとしてミステリー列車を運転してほしい

関連記事

Follow me!

この記事を書いた人

SSK
SSK【101系低運転台車とE31形電気機関車に情熱の全てを】
20年以上に渡り、西武鉄道の写真を趣味で撮影する東京生まれの埼玉県民。
子どもと電車を眺めているのが最近の専らです。詳細なプロフィールはこちら