2021年6月8日、 #レッドアロークラシック として活躍を続けた #10105F が、小手指車両基地から横瀬車両基地へ回送されました。
「レッドアロークラシック ラストランキャンペーン」における一連の臨時列車の運転も終了し、横瀬車両基地内の通称解体線に押し込まれている状況から廃車になるものと見られます。
記事内では、最後の走行機会となった西武秩父線を走行する姿をはじめ、横瀬到着後の様子を紹介します。
最終のサボを掲出して回送されるレッドアロークラシック
「最終」の表示で西武池袋線東吾野~吾野を通過する10105Fレッドアロークラシック。
「最終」の表示は、1980年頃にかけて見られた小型の種別板を模した見立てとなっています。
※2004年まで見られた本線の大型種別版は、1980年に使用を開始しています。
小手指から飯能間は「惜別」を掲出
このたびの廃車回送は小手指から横瀬間で運転されていますが、途中の方向転換をする飯能駅までは「惜別」を掲出していたようです。
なお、小型種別板の「最終」と「惜別」については、2004年12月19日に実施された101系低運車のさよならイベントでも掲出されています。
横瀬車両基地に到着したレッドアロークラシック
横瀬11番到着後はD16によって入換を行います。
下り方にアントを連結させたのち、解体線へ押し込まれる様子が見られました。
横瀬の解体線に編成で押し込まれた10105Fレッドアロークラシック。
2020年3月以来、10000系7本目の廃車が発生することとなりました。
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