2022年にデビュー30周年を迎えた西武6000系。
武蔵丘車両検修場直通のツアー列車などで注目を集めています。
いま一度6000系の話題や近年の変遷を前編・後編の2部構成で振り返ってみます。
当記事は後編(6/7)です。
デビュー30周年 西武6000系の記事一覧
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西武6000系のVVVFインバータ機器更新(日立GTO→東芝PMSM・三菱フルSiC)
西武6000系は2015年から機器更新が進められました。
1番目に施工されたのは6157F(東芝PMSM)。武蔵丘車両検修場で施工され、出場時の試運転は誘導障害による機器誤動作の懸念もあるとして深夜終電後の運転。
各踏切では列車から降車した係員氏が踏切を防護する姿も見られ、慎重に小手指まで回送される様子が見られました。
2本目に更新されたのは6156F(三菱フルSiC)。
こちらは6157Fと異なり三菱フルSiCの採用となりました。当時、東芝と三菱の比較検討を行っていたものと見られ、結果的に以降の編成では三菱製の機器で更新が行われました。
6000系の機器更新状況
更新済
三菱フルSiC・・・6103F~6156F・6158F
東芝PMSM・・・6157F
未更新
日立GTO・・・6101F・6102F
西武6000系の日立GTOで残る未更新車は?
6000系オリジナルの唸るような加速音は、日立GTOのまま残る6101Fと6102Fで聞くことが可能です。
この2編成は新宿線で運用されており、銀顔を維持している編成。
インバータ音で違いを比べる西武6000系
3タイプの音が存在する西武6000系。
それぞれの音を確認してみましょう。
西武6000系日立GTOの音
(6101F・6102F)
西武6000系東芝PMSMの音
(6157F)
西武6000系三フル菱SiCの音
(6103F~6158F ※6157F除く)
西武6000系の機器更新についてまとめてみた感想
6000系の機器更新とその内訳について書きました。
- 西武6000系は日立GTOから東芝PMSMと三菱フルSiCに更新された
- はじめに更新された6157Fの出場試運転は終電後に行われた
- 新宿線の2編成は更新されず日立GTOのままで懐かしい音を聞ける
ということが分かりました。
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