2020/11/8 Laviewブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつりin横瀬

西武線撮り鉄レポ
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2020年11月8日、001系Laviewのブルーリボン賞受賞を記念して、横瀬車両基地にてイベントが行われました。
当日は、50年前にブルーリボン賞を受賞した5000系と
今回、同賞を受賞した001系が並んで展示されました。
各種保存車両の展示や保線作業の実演、鉄道グッズの販売なども行われ、
臨時に運行された #10105F #レッドアロークラシック の様子も紹介します。

この記事を読むことで、当日の横瀬界隈の様子と雰囲気が十分に伝わることと思います。

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Laviewブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつりin横瀬 会場の様子

ブルーリボン賞受賞特急電車展示コーナー

クハ5503と #001-A1F
同じく2編成を5000系側から
001-A1号車の側面にはレッドアローカラーが反射

ブルーリボン賞を受賞した特急型電車2形式を並べた展示コーナーの様子を紹介します。

今回、2020年のブルーリボン賞を受賞したのは右側、001系「Laview」です。
対する左側、赤の帯を巻いた西武鉄道5000系は、1970年にブルーリボン賞を受賞しており
正に、丁度50年前の出来事でした。

  • 半世紀を経て、西武鉄道の特急型電車が同賞を受賞したことは
    数字のキリのよさも相まって、非常に象徴的なものとなりました。



2020年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両 – 鉄道友の会


シルバーをクロップするとレッドの存在感が窓に浮かびます

新生西武CIと、5000系の特徴的な2枚折り戸
001-A1号車に貼付された「Laviewブルーリボン賞受賞記念オリジナルロゴ」

車両基地の退出路となる沿道からも、両者が並ぶ姿を捉えることが出来ました。
「風景に溶け込む特急」として、大々的にデビューした001系でしたが
「風景に溶け込む」という言葉には、「風景を映しだす」という意味が含まれているように思えます。

  • 50年前の特急である5000系ですが、見方を考えれば「50年後」の特急が001系です。
    2つの特急型電車の展示は、ただの車両の並びではなく、
    その背景にある時間の流れや歴史も含めてみると、非常に感慨深いものがあります。

特急電車展示コーナーは1分30秒の入れ替え制

会場内に掲示されていた注意書き

展示コーナーへの入場は1回は1分30秒、20人の枠で実施されました。

特急電車の展示コーナーは、車両の近傍に人が写り込まないように配慮された
「撮影専用」のコーナーとして扱われています。
この為、車両に触れたり近づくことは出来ませんが、
昨今の状況を鑑みると致し方ないことだと感じます。

このコーナーについては、午前の部の閉場間際の時間になっても
入場待ちの列が短くならず、極めて活況の様相を呈していました。

  • このような入れ換え制は公平性も一目瞭然ですので
    無用なトラブルも事前に防止できる運用方法なのでしょう。


懐かしの車両・機関車の展示

E851形など、旧型電機が並ぶ

会場内には「懐かしの車両・機関車の展示」として複数の保存車両が展示されました。

こちらは特に撮影タイムなどが設けられることは無く
車両や機関車には、自由に近づいたりすることが出来ました。
(車両内など、立ち入り制限区域を除く)

保線作業の実演

レール吊り上げ作業の実演
すぐ脇には西武秩父線の線路が通る

本線寄りの一角では、保線作業の実演が行われていました。

専用の装置を用いたレールの吊り上げ作業を実演しており
他にも、いろいろな作業を間近で見学することができたようです。

こちらも多くの見物人でにぎわっており、活況の様相を呈していました。

地場産お土産品の販売

横瀬町産の紅茶を使ったお菓子などが並ぶ
各種お土産品の出張販売も行われた

会場内では、菓子類やお土産品の販売も行われていました。

以前に見られた軽食類(焼きそばやフランクフルト等)の販売は行われておらず、
入場時に配布されたクリアファイル内には「横瀬町グルメマップ」(後述)なるものが折り込まれていました。

西武鉄道グッズの販売

各種鉄道グッズの販売も行われています。
新型コロナウイルス流行に伴い、販売を見合わせていた10000系ニューレッドアローのグッズも
今回、販売されることとなりました。

これらの新商品は早々に売り切れとなった模様で、
こちらも非常に人気を集めている様子でした。

  • Laviewのシートクッションも販売されていたようです。
    ※この記事も「Laviewシートクッション」を敷物にして作成しています。

Laview 運転士腰掛(試作品)の展示

こちらはLaviewの運転席の試作品となります。
詳細は以下のPDFにお任せするとして、驚くべきはこれを販売するということと、そのお値段。

一つ「50万円」での販売、限定2つの現品限りというものです。

さて、買い手は現れたのでしょうか?


2020/11/02
「Laviewブルーリボン賞受賞記念キャンペーン」Laview運転士腰掛(試作品)を販売します![西武公式PDF]

500,000円の文字が目立ちます



会場への入場時に「池袋線レッドアロー号ラストランプロモーション」クリアファイルを配布

NEW is LAST
2020.3.13 LAST RUN

会場へ入場の際には、レッドアロー号の池袋線LAST RUNクリアファイルが配布されました。

このクリアファイルは、2020年3月まで実施されていた
「レッドアロー号ラストランプロモーション」において配布を予定しておりましたが
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、配布を見合わせていたものです。

  • 半年以上の時間が経過するなかで、その行方が気にかかるところでしたが
    今回のイベントで念願かなっての配布となりました。



(参考リンク)
当初の配布予定と、配布を延期する旨の記載アリ
2020/02/21 池袋線レッドアロー号 ラストラン プロモーションを実施します!
[Wayback Machine - Internet Archiveより]


クリアファイル内には、会場内の見取り図と
横瀬町グルメマップが折り込まれておりました。

  • 会場内に軽食類の販売がなかったので
    こちらを参考に出かけられた方も多かったのではないでしょうか。



Laviewブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつりin横瀬 開催に伴い臨時特急電車を運転

イベント開催時間に合わせて、臨時の特急電車が運転されました。
下り飯能始発西武秩父行きが2本、
上り西武秩父始発飯能行きが4本、それぞれ運転されています。

臨時特急電車の上下4本はレッドアロークラシックで運転

上下4本(2往復)の臨時特急電車は「レッドアロークラシック」にて運転されました。


  • 2020/11/8 レッドアロークラシック充当列車

    ちちぶ91号 飯能953→西武秩父1032
    ちちぶ92号 西武秩父1053→飯能1135
    ちちぶ93号 飯能1150→西武秩父1240
    ちちぶ96号 西武秩父1253→飯能1335

  • ※ちちぶ94号と98号はLaviewで運転
    ちちぶ94号 西武秩父1138→飯能1222
    ちちぶ98号 西武秩父1347→飯能1437

ちちぶ91号 飯能9:53→西武秩父10:32(臨時特急電車レッドアロークラシック)

10105F(レッドアロークラシック)によって
運転された臨時特急電車

武甲山を背景に、横瀬へ到着するレッドアロークラシックを臨みます。
001系Laviewの宣材写真にも使われた撮影地となります。

  • 晴れれば逆光、曇れば色の無い空が大部分を占める撮影地となります。
    なかなか難儀するものですが、今回は会場へのアクセスも鑑みて
    この撮影地を選定しました。


ちちぶ92号 西武秩父10:53→飯能11:35(臨時特急電車レッドアロークラシック)

当日の10105F(レッドアロークラシック)は、南入曽車両基地を出庫して飯能駅まで回送されています。
飯能駅からは「ちちぶ91号」に充当し、西武秩父へ向かいます。
終着の西武秩父駅からは折り返し「ちちぶ92号」として、再び飯能駅を目指します。

  • 横瀬のイベント会場では、通過するレッドアロークラシックに
    みんなで手を振りましょう、という旨のアナウンスが流れていました。
    このおかげで、イベントらしい風景を切り取ることが出来ました。

ちちぶ93号 飯能11:50→西武秩父12:40(臨時特急電車レッドアロークラシック)

池袋線・西武秩父線を走る10000系NRAの姿は、つい先日まで日常的に見られた光景でしたが
先に紹介したクリアファイルにもあるように、2020年3月をもって定期運行を終了しています。

  • 今回のレッドアローの臨時特急電車は
    池袋線・西武秩父線で約8か月ぶりにレッドアローが営業運行されたことになります。


ちちぶ96号 西武秩父12:53→飯能13:35(臨時特急電車レッドアロークラシック)

最後の「ちちぶ96号」は乗車することとし、10000系の乗り心地と沿線の景色を楽しみました。
乗車に回った理由は以下の3つの要素があったからです。

  • 後述する「乗車記念カード」のことが気にかかったこと
  • レッドアロークラシックの沿線撮影は2020年3月時点で一区切り出来ていたこと
  • 上りの特急飯能行きという珍しさがあったこと


途中の芦ヶ久保駅では52席の至福52型と行き違い、東吾野駅では001系Laviewとの行き違いがありました。

レッドアロークラシック乗車記念カードを横瀬駅で配布

レッドアロークラシックに乗車する乗客向けには
横瀬駅において「乗車記念カード」を配布する旨の案内がありました。

2020/10/14
「Laviewブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつり in 横瀬」を開催します[西武公式PDF]
※ レッドアロークラシックで、降車または乗車されるお客さまに、横瀬駅で
「乗車念カード」をプレゼントいたします。

配布された乗車記念カード

当日は、「西武秩父→飯能」の特急券を所持していましたが
西武秩父から乗車の場合は、乗車記念カードの配布は無いとのことでしたので
横瀬駅から乗車することにしました。

なお、乗車記念カードに描写されている「特急ちちぶ 飯能」の側面表示は
実際の行き先方向幕には収録されていない組み合わせです。

その為、上りの臨時特急電車は「ちちぶ」表示ではなく
「臨時」表示での走行となっています。

  • 以下に紹介する当日の動画では、後半部分でレッドアロークラシック乗車時の車窓を紹介しています。

Laviewブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつりin横瀬の動画

Laviewブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつりin横瀬のまとめ

  • 001系Laviewのブルーリボン賞受賞を記念して、横瀬車両基地にてイベントが行われた
  • 5000系と001系、ブルーリボン賞を受賞した特急型電車2形式を並べたコーナーが目玉だった
  • 各種保存車両の展示や保線作業の実演、鉄道グッズの販売なども行われた
  • 会場への入場時には「池袋線レッドアロー号ラストランプロモーション」クリアファイルが配布された
  • イベント開催に合わせて、レッドアロークラシックによる臨時特急電車が運転された。
  • 横瀬駅ではレッドアロークラシックの乗車記念カードの配布も行われた



使用した機材


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