2021年2月27日、ワンマン新101系 #245F が、小手指からJR線を経由して西武多摩川線へ回送されました。
通例、1月・4月・7月・10月に行われる多摩川線の車両交換ですが、2021年1月の実施分は降雪予報の為、道中となるJR八王子駅で輸送を中止していました。
甲種輸送の中止から概ね1カ月が経過した今回、ふたたび245Fは西武多摩川線に向けて小手指を出発します。
263Fにけん引される新101系245F【西武多摩川線の車両交換】

263Fがけん引する西武多摩川線の甲種輸送列車が、2021年1月に引き続き2カ月連続で運転されました。
1月の輸送では小手指を出発したものの、降雪予報の為にJR八王子駅から先へ進むことが出来ませんでした。
このため、JR八王子で一晩を明かした245Fは、翌日には小手指へ引き返すこととなり、輸送を完了させることが出来ていませんでした。
甲種輸送が中止となった時のブログ記事↓
【西武線内日中走行】245F西武多摩川線甲種輸送【その理由と仮説】 | Rail Log
ワンマン新101系の245Fが263Fの牽引によって小手指から新秋津へ回送されました。西武多摩川線向けの甲種輸送は、通例であれば「小手指から所沢」は深夜に運転されます。しかしながら、今回の輸送では小手指から所沢を日中に走行したことが特筆される点です。
【多摩川線甲種中止】西武新101系245F八王子から小手指へ返却 | Rail Log
積雪予報に中止となった245Fの甲種輸送。西武多摩川線甲種輸送が途中駅で中止となった複数の要因を紹介します。245Fは、前日に西武多摩川線へ向けた甲種輸送列車として小手指から輸送されていましたが、折からの積雪予報により途中駅となるJR八王子駅で足止めされてしまいました。
-
以前の記事では、再度の甲種輸送は1週間後では?と予想しましたが、大きく外す結果となりました。
当記事で紹介の通り、おおむね「1か月後」に再設定されています。
所沢~新秋津のJR連絡線を通過する263Fと245Fの甲種輸送列車

2021年1月の輸送では、以下のように多摩川線の車両交換を行う予定でした。
-
本線 → 多摩川線 … 245F(ツートンカラー)
多摩川線 → 本線 … 251F(近江カラー)
今回も、多摩川線では同様に251F(近江カラー)が甲種輸送の準備を終えている模様です。
2月28日の輸送では、263Fの牽引により251Fが本線に戻ってくることになるでしょう。
多摩川線から本線に帰ってきたワンマン新101系の動きについて

多摩川線からの甲種輸送後、小手指から南入曽へ向かう #223F (2010/11/14)
本線へ帰還したワンマン車については、多摩湖線の運用に就くために玉川上水車両基地へ回送されるのが常でした。
しかし、多摩湖線の101系3ドア車については2月22日を持ってラストランとなっています。
今回、本線へ帰還する近江カラーの251Fは小手指車両基地に到着後、263Fのように狭山線の運行に入る姿が見られるのでしょうか。
- これまでのように多摩湖線で営業に就くことは無いので、今までとは異なる車両の動き方が見られるものと思われます。
車両に貼付される荷札の日付は書き換え済み

2021年2月27日の記載が見える
245Fに貼付されている甲種輸送用の荷札については、しっかりと当日の日付のものが取り付けられていました。
「西武新101系245F多摩川線へ【2度目の甲種輸送】」の動画
まとめ:ワンマン新101系245Fが二度目の正直で多摩川線へ
- 2021年1月23日に設定された甲種輸送は途中で中止となったため、再度、多摩川線へ向けた甲種輸送列車が2月27日に設定された
- 編成は1月の実施予定から変更はなく、本線からは245Fと多摩川線からは251Fが充当した
- 西武線内の輸送は、小手指から新秋津となっており、全区間を当日の日中に走行した