2021年12月26日、雪の降る三岐鉄道保々駅界隈で撮影をしてまいりました。
当日の日中は、保々車両区において貸切撮影会が実施されていたため、これの帰り道に小一時間ほど撮影を楽しみました。
雪の積もった保々駅と三岐鉄道の電車
当日は、名古屋などの近畿地方太平洋側で広範囲に降雪が確認されており、三岐鉄道の沿線にも大量の積雪がありました。
三岐鉄道の近鉄富田駅や保々駅でも、少なくともおおむね10センチ程度の積雪があったように見受けられました。
保々駅から至近の撮影ポイントにやってきました。
西藤原方に元西武101系、近鉄富田方2両が元西武701系の三岐851Fがやってきました。
車体側面上部、雨どいの処理が異なる形式の組成は見た目にも特徴的です。
元西武鉄道の401系409Fであった三岐105Fが西藤原行きとして通過します。
401系と701系が6連を組んで国分寺線を行き交っていた懐かしい記憶を、つい思い出してしまいました。
上りの近鉄富田行きには、懐かしい湘南窓の低運顔がやってきました。
西武鉄道における最後の低運顔であった101系電車は本線系統で2004年、多摩川線で2010年まで活躍しており、クハ1224の1両が横瀬車両基地で保存されています。
明るさと寒さも限界を迎えたので保々駅に戻ります。
年末を控えた年内最後の日曜日、外出を控えることも推奨された雪の日でしたので、着発する電車にも乗客の姿はまばらでした。
保々駅構内の通路には、左手の詰め所に出入りする乗務員さんの轍のみが残されています。
構内に積もる雪の中に乗客の足跡はなく、電車の出発時刻が近づいても人の雰囲気は感じられませんでした。
近鉄富田方のホームの一部分には屋根がないため、きれいに雪が降り積もっていました。
注意しないとホームの端部を見誤りそうになります。
カメラを景色に向けると一瞬でレンズに雪が付着するので、はじめの方は気を遣っていましたが、途中で無駄なことと諦めました。
西藤原方面から保々駅17時21分発の近鉄富田行きが定刻で到着しました。
保々駅より西藤原方面では、更に雪の勢いも強いものと思われますが、この過酷な状況下でも電車が定時に到着したことに驚きました。
安全第一であることはもちろんですが、悪天候下の定時運行には頭が下がります。
小一時間ほど前まで車両区で撮影会をさせてもらっていた身としては、更にありがたみを感じてしまいます。
到着した851Fに保々から近鉄富田まで乗車して帰路につきました。
途中駅でも乗客の数はまばらで、座席の暖房のみを頼りに終点まで電車に揺られました。
近鉄富田駅の三岐鉄道と近鉄特急ひのとりの離合
この時点では保々駅ほどの積雪は無かった近鉄富田駅ですが、雪の勢いは断続的に強弱を繰り返しており、視界が悪くなるほど雪が吹き付ける場面も見られました。
雪が強くなってきた頃合いに、近鉄名古屋駅行きの名阪特急「ひのとり」がやってきました。
近鉄線の名古屋口は、急行電車が6両編成、各駅停車が3両編成などで運用されており、西武線の10両や8両に慣れているとギャップを感じます。
近鉄電車は上部に前照灯、下部に通過標識灯と後部標識灯を装備しており、そのうちの通過標識灯については向かって右を急行灯、左を準急灯として運用しているようです。
西武鉄道の通過標識灯は、それこそ701系や401系が活躍していた1990年代半ばに使用を中止しており、9000系と10000系までの形式に残る標識灯が、その名残となっています。
amazonですぐに購入できる三岐鉄道の商品も合わせて紹介します、興味のあるものは是非覗いてみてください!
気になる記事をチェックする
- 40000系 西武新宿線各停所沢行き
- 西武線大回りの旅【西武鉄道旅客営業規則第70条】
- 2007年3月 上石神井工臨1810レ1811レ【E31形重連貨物】
- 西武鉄道のオンラインショップで運転台補助椅子(廃車車両中古部品)を買ってみた
おすすめ記事をもっと見る
↓ブログランキングに参加しています↓
応援のクリック&タップを
是非よろしくお願いします