2021年3月7日終電後、2両の #269F と #291F のクモハ291号車、合計3両がE31形のPPによって方向転換を行いました。
南入曽車両基地を出庫し、田無・小川・所沢を経由して小手指へ向かい、再び所沢へ向かって6番入庫という経路でした。
方向転換と甲種輸送の送り込みを兼ねた回送となっており、3月9日の午前には所沢から新秋津へ向けて発送されています。
南入曽を出庫する 新101系の方向転換回送
4日前の3月3日に武蔵丘車両検修場を出場した同列車は、南入曽車両基地まで輸送の後に留置が続いていました。
3月7日終電後には、方向転換を兼ねた所沢までの送り込み回送が運転されています。
まずは南入曽車両基地の出庫から。
時刻はおおよそ24時半頃でした。
小平~萩山の西武拝島線を通過する 新101系の方向転換回送

南入曽車両基地を出庫後、西武新宿線上り線を走行し、田無で向きを変えて折り返します。
田無からは下り方向に向かい、小平駅で拝島線に入り小川を目指します。
東村山の大踏切を通過する 新101系の方向転換回送
小川からは西武国分寺線に入り東村山へ、再び新宿線に入り所沢1番に向かいます。
所沢1番で池袋線下りへ逆出発する 新101系の方向転換回送
この回送列車の最終的な目的地は所沢なのですが、それにも関わらず所沢を出発するという面白い光景が見られました。
これは、入庫番線が所沢駅の6番線であったため、新宿線下りから直接入線することが出来なかったことによるものです。
これを解決するべく、一旦小手指まで運転ののち、折り返し池袋線上りから所沢6番線に入庫しています。
所沢駅扱いの入換でも良さそうなものですが、作業ダイヤや扱いその他諸々、いろいろな条件があるものと想像してしまいます。
小手指駅に表示される貨物の英語表記
久しく見かけることも無かった「貨物」表示。
英語表記は回送と同様に「Not in Service」でした。
小手指から所沢6番を目指す 新101系の方向転換回送
小手指に到着した方向転換列車は、最後の折り返しに備えているところでした。
小手指を出発したのは、午前3時を回ったころ。
街の音もすっかり消え去った深夜に、テールライトと吊りかけモーターが響いていました。

所沢6番に到着した同編成は、翌々日3月9日の午前に近江鉄道へ向けて発送されています。
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